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正しい歯磨きは歯ブラシ1本では不可能!?詳しい手順を紹介

正しい歯磨きは歯ブラシ1本では不可能!?詳しい手順を紹介

むし歯や歯周病から歯を守るためには、正しい歯みがきによるプラークコントロールが大切です。

しかし、歯みがきは毎日当たり前のように行っているからこそ、気がつけば自己流になりがち。

ついつい強い力で磨いてしまったり、とりあえず歯を磨いておけばむし歯の予防ができている、と思ってしまったり。

このような歯みがきのやり方では、逆に歯や歯茎を痛めてしまったり、磨き残しがあったりするかもしれません。

さらに、巷にはいろいろなデンタルケア方法が飛び交っていて、結局どれが正解かわからない、という方も多いのではないでしょうか。

そんなあなたは、自分の歯みがきの仕方をいまいちど見直してみませんか?

正しい歯みがきをマスターすれば、効率的にむし歯や歯周病のリスクを減らすことが可能です!

今回は、正しい歯みがきの手順や、歯みがきに関する基礎知識ラークコントロールの重要性などについて徹底解説していきます。

これをみれば、正しいデンタルケアのすべてが分かります。

歯みがきに関する疑問や質問、注意点などにも答えていますので、あわせて参考にしてみてくださいね。

子供の歯磨きについてくわしく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

正しい歯磨きの手順・基礎知識

まずは、正しい歯みがきについて知りましょう。

「自分の歯みがきに自信がある」という方も、実は間違った認識で歯みがきを行っているかもしれませんよ。

意外と知らない人が多い!?正しい歯磨きの仕方

もしかして「〇〇だけしておけば安心」と思っていませんか?

  • 歯ブラシで磨くだけ
  • マウスウォッシュでうがいだけ
  • フッ素入り歯磨き粉を使うだけ

これらの「〇〇だけ」で済ませている方は、ちゃんと歯を磨けていないかも。

キレイライン矯正が行なったアンケートによると、親・子供ともに歯や口腔ケアに使用しているアイテムで圧倒的に多いのが「歯ブラシ」、ついで「歯磨き粉・歯磨きジェル」でした。

それとは対照的に、歯ブラシと歯磨き粉以外のアイテムの使用率がとても低いことがわかりました。

※自社アンケート:3〜12歳のお子さまを持つ20~40代男女400名に行ったアンケートの回答

歯みがきの一番の目的は、むし歯や歯周病の原因となるプラークを取り除くこと

とくに歯と歯の間や溝は、歯ブラシの毛先が届きにくくプラークが残りやすい場所です。

「歯ブラシのみ」で歯を磨いた場合、実は60%程度しかプラークは落とせません

「フロス」「タフトブラシ」などを併用しながら磨くと、90%近くまで思考除去率が上がることがわかっています。

必要なアイテムを上手に使うことが、正しい歯みがきへの近道です。

基本の正しい歯磨き方法

効果的にプラークコントロールをするためには、正しい歯みがき方法をマスターすることが大切です。

予防歯科の先進国といわれる北欧スウェーデンでは、歯ブラシに加えタフトブラシを使って、プラークや汚れを効率的に落とす方法を取り入れています。

ここでは「スウェーデン式のプラークコントロール」をベースに、正しい歯みがき方法をご紹介します。

基本の磨き方

1. 歯ブラシで全体をブラッシング
はじめに歯磨き粉をつけずに、歯ブラシをほんのわずか濡らし、全体をブラッシングする

2. 気になる部分はタフトブラシ
一通り全体を磨いたら、着色やプラークのこびりつきが気になる部分のみ、タフトブラシに歯磨き粉を少量付けてブラッシングする

3. 仕上げにフロス
歯茎を傷つけないようにフロスを上下に動かしながらゆっくりと通し、歯の側面を磨く

起床時は、歯みがきの前に「舌みがき」を行うのもおすすめ。舌の粘膜を傷つけないために、1日1回、舌専用のブラシか毛先のやわらかい歯ブラシを使って行いましょう。

なぜ起床時に舌みがきをするといいのか、くわしくはこちらの記事をチェックしてみてください。正しい磨き方も紹介していますよ。

【歯を上手に磨くコツ】

歯みがきをする際のポイントは5つ。基本をおさえて効果的にブラッシングしましょう。

.歯ブラシの持ち方

鉛筆を持つように歯ブラシを持つ「ペングリップ」が基本です。

この持ち方だと、余計な力が入り過ぎず、小刻みに歯ブラシを動かすことができます。

1本1本ていねいに磨いていきましょう。

2.歯ブラシを当てる角度

歯ブラシは、歯の表面に垂直に当てるのが基本です。

プラークが溜まりやすい歯と歯茎の境目には、歯ブラシを斜め45°に当て磨きます。凸凹して磨きにくい部分は、歯ブラシを縦に当ててみるなど工夫しましょう。

3.歯ブラシを当てる強さ

歯ブラシの先が潰れないくらいの強さで優しく磨くのが基本。

力を入れすぎると、歯や歯茎を痛める原因になるので注意しましょう。

4.歯ブラシの動かし方

歯ブラシを大きく動かしすぎると、プラークを上手に落とせません。5〜10mmの範囲を目安に小刻みに動かして、1本1本ていねいに磨きましょう。「スクラビング法」と呼ばれる磨き方です。

ほかにも歯ブラシを45°に傾け、歯と歯茎間に当てて2mm幅ほどで小刻みに磨く「バス法」もあります。歯周ポケットがきれいに磨ける方法です。

5.磨く歯の順番

まずは、プラークが溜まりやすい歯と歯の間や、歯周ポケット、奥歯の咬み合わせの隙間部分などを重点的に磨きましょう。そのあとで、比較的プラークがつきにくい歯の表面を磨くと良いでしょう。

歯周病で出血がある場合の磨き方

歯周病などで歯茎から血が出て痛い場合は、やわらかめの歯ブラシを使い、歯茎の付け根から、歯の先に向かってホウキで掃くように磨いていきましょう。

多少出血していても、プラークがキレイに落ちれば1〜2週間程度で炎症も治まり出血しなくなってきます。

炎症が治まり痛みがなくなってきたら、ふつうの硬さの歯ブラシに変えて、徐々に基本の磨き方に慣らしていきましょう。

【歯みがきをするときの注意ポイント】

ポイント1:歯ブラシは濡らさない

歯磨き粉をつけるときに歯ブラシを濡らしてしまうと、泡が立ちすぎて十分にブラッシングができていなくても「磨いた気」になってしまいます。

また、歯磨き粉の成分も水で薄まってしまい効果減。歯ブラシは乾いた状態で使用しましょう。

ポイント2:歯磨き粉は少量でOK

歯磨き粉はたくさんつければいい、というものではありません。

たくさんつけても効果は変わらず、泡立ちすぎて逆にブラッシングがしにくくなります。

また、研磨剤入りの歯磨き粉をたくさんつけすぎると、歯のエナメル質が削れ知覚過敏の原因になることも。

歯磨き粉の量は年齢によって異なるので、以下を目安にしましょう。

  • 0〜2歳:3mm程度
  • 3〜5歳:5mm程度
  • 6〜14歳:1cm程度
  • 15歳以上:1〜2cm程度

歯ブラシ・歯磨きの補助用具の選び方

歯ブラシや歯磨き粉のほか、補助用具を上手に使うと効果的にプラークを落とすことができます。

ここでは6種類のアイテムをご紹介。使い方のポイントや自分に合った選び方を解説します。

1.歯ブラシ

歯ブラシは、歯みがきのマストアイテム。

以下の3つのポイントを踏まえ、自分に合った1本を選ぶようにしましょう。

ヘッドの大きさ

奥歯や歯の凹凸などにも歯ブラシが届くように、ヘッドはできるだけ小さめを選びましょう。

毛の硬さ

毛の硬さは一般的に「やわらかめ」「ふつう」「かため」の3種類。

「ふつう」がおすすめですが、歯茎が弱く出血しやすい方は「やわらかめ」を選びましょう。

「かため」はプラークが落ちやすいのですが、歯や歯茎を痛めてしまう心配があります。手の筋力が弱まっているご高齢の方以外は、「ふつう」を選ぶのが良いでしょう。

毛先の形

毛先が平らなものはバランスよくプラークを落とすことができます。
また、毛が細く山切りカットなどの段差があるものは、歯の溝や歯と歯の間、歯周ポケットなどを磨きやすく、歯周病予防にも効果的です。

「上手くブラッシングできない」「ゆっくりと磨く時間が取れない」という方は、電動歯ブラシを活用するのもおすすめですよ。

子供の歯ブラシの選び方については、こちらでくわしく解説しています。

2.タフトブラシ

タフトブラシとは、毛束がひとつしかないヘッドが小さい歯ブラシです。

通常の歯ブラシでは届きにくい歯の溝や歯と歯の間、歯茎との境目など、歯の隅々まで磨くことができるので、むし歯や歯周病の予防に役立ちます。

タフトブラシはおもに2種類あります。

山型

毛先が円すい状になっているので、歯と歯の間や奥歯、歯の重なった部分などオールマイティに使用できます。

平型
毛先が長いので、歯周ポケットなどを磨くのにおすすめです。

歯の症状や用途に合わせて使い分けましょう。

【タフトブラシの使い方】

ひと通り歯ブラシで磨いたあとに、着色やプラークのこびり付きが気になる部分のみ、歯磨き粉を少量付けて局所的にブラッシングしましょう。

とくに以下に当てはまる方は、歯の溝や重なりなどが多くプラークが溜まりやすいため、歯ブラシとあわせて使用することをおすすめします。

歯並びが悪い方

親知らずが生えている方

永久歯に生え変わる時期のお子さま

歯科矯正中の方

おすすめのタフトブラシは、こちらの記事で紹介しています。

3.デンタルフロス・歯間ブラシ

デンタルフロスは、フロス(糸)を歯と歯の間に入れ、プラークや食べかすを取り除くアイテムです。

使うタイミングは、歯ブラシやタフトブラシで磨く前後どちらでもかまいません。

フロスには大きく分けて2つのタイプがあるので、用途や使いやすさに応じて使い分けると良いでしょう。

ロールタイプ(糸巻きタイプ)

指にフロスを巻きつけて使用するタイプです。デンタルフロスに使い慣れている方や1回あたりのコストを抑えたい方におすすめ。

ただし、使い慣れていないと十分な効果を発揮できないことも。使い始めは歯に通しやすい「ワックス加工」が施されたフロスを使用し、慣れてきたらより歯垢除去力の高い「ノンワックス」タイプを使うと良いでしょう。

糸状のフロスだと歯の凹凸にひっかかって切れてしまうという方には、テープ状の製品もあります。

ホルダータイプ

F字型やY字型など、フロスにプラスチックの柄がついたタイプです。持ちやすく簡単に操作できるので、フロスを初めて使う方や小さなお子さまにもおすすめです。

 

【フロスの使い方】

  1. フロスを前後に動かしながら、歯と歯の間にゆっくりと挿入する
  2. フロスが歯の間に入ったら、上下に動かし歯の側面をキレイにする
  3. 挿入するときと逆の手順で、フロスをゆっくりと抜く

※ロールタイプの場合は、片方の指からフロスをはずしてゆっくりと引き抜きましょう。

デンタルフロスは、歯ブラシでは届かない歯と歯の間のプラークや食べかすを取り除くのに効果的なアイテムではありますが、使い方を間違えると、歯と歯の間の歯茎を傷つける恐れがあります。

フロスを使うときは歯の表面をこするようにして、丁寧にお掃除しましょう。歯科医院で正しい使い方を教わるのもおすすめですよ。

デンタルフロスのくわしい使い方についてはこちらの記事をご覧ください。

また、歯間ブラシも適切なサイズを選ぶことで、歯と歯の間に残ったプラークを効率よく取り除くことができます。

ハンドルの形状には「ストレートタイプ」、奥歯の隙間に挿入しやすい「L字型」、また毛先の素材には「ナイロン製」、歯肉を傷つけにくい「ゴム製」のものがあります。

ただし歯間ブラシは、歯肉を傷つけ、歯茎と歯の間に隙間ができる「歯肉退縮」を起こす可能性もあります。歯科医師・歯科衛生士の指導のもと、適切なサイズを選んで使用することをおすすめします。

4.歯磨き剤

歯磨き剤は、歯ブラシと一緒に使用することで清掃効果を高めるだけでなく、配合されている薬用成分によって虫歯予防や歯周病予防、口臭の防止などが期待できます。

歯磨き剤にはおもに2種類のタイプがあります。

歯磨き粉

おもに白いペースト状で、研磨剤や発泡剤が含まれていることが多いです。

研磨剤入りの歯磨き粉は、歯の表面に付いた着色汚れを落とすのには効果的ですが、たくさん使いすぎると歯のエナメル質が削れ、知覚過敏や歯茎の炎症の原因となることも。とくに子供の歯磨き剤は、研磨剤なしのものを選ぶのが良いでしょう。

歯磨きジェル

透明なジェル状で、研磨剤や発泡剤が含まれていないもの。

歯や歯肉に優しく、歯の隙間まで成分が届きやすいですが、着色汚れに対する効果は、研磨剤入りの歯磨き粉に比べると劣ります。

薬用成分が配合された歯磨き剤は「医薬部外品」に分類されます。自分の症状や目的に合わせて選んでみましょう。

【目的別・歯磨き剤の薬用成分】

目的成分作用
虫歯予防モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)
フッ化ナトリウム(NaF)
歯質の強化
再石灰化を促進
酸の産生を抑える
プラーク除去デキストラナーゼ(酵素)プラークを分解する
歯周病予防トラネキサム酸歯茎の出血を防ぐ
歯周病予防 ε-アミノカプロン酸
グリチルリチン酸ジカリウム
β-グリチルレチン酸
歯茎の炎症を防ぐ
歯周病予防 イソプロピルメチルフェノール(IPMP)
塩化セチルピリジニウム(CPC)
トリクロサン
歯周病菌を殺菌する
歯周病予防 オウバクエキス歯肉を引き締める
歯茎の炎症を防ぐ
歯周病予防 塩化ナトリウム歯肉を引き締める
歯周病予防 酢酸トコフェロール(ビタミンE)血行を促進する
歯石予防ポリリン酸ナトリウム
ピロリン酸ナトリウム
歯石を防ぐ

知覚過敏予防
乳酸アルミニウム痛みが伝わる細管を塞ぐ
知覚過敏予防硝酸カリウム刺激の伝達を防ぐ
ヤニ除去ポリエチレングリコールヤニを溶かす
口臭予防ラウロイルサルコシンナトリウム(LSS)口臭の原因菌を殺菌する

5.マウスウォッシュ

マウスウォッシュは「洗口液」ともいわれ、口の中の汚れを洗い流し、口臭防止などに用いられます。

薬用成分が配合された「医薬部外品」なら、虫歯予防や歯垢沈着の予防、口臭防止、歯肉炎の予防効果が期待できるものもあります。ただし、歯の表面についた汚れを落としてからでないと効果を期待できないため、必ずブラッシングをした後に使いましょう。

とくに就寝中は、唾液の分泌量が減り口の中に細菌が繁殖しやすいため、就寝前の歯みがき後に使用するのがおすすめです。

【マウスウォッシュの使い方】

適量を口に含んだあと、20~30秒ほど口の中をまんべんなくすすぎましょう。その後吐き出します。

※適量は製品により異なります。

吐き出した後に水で口をすすぐ必要はありません。

また、マウスウォッシュと似たものに「デンタルリンス」がありますが、デンタルリンスは「液体歯磨き」です。

「歯磨き剤」なので、口に含みすすいだ後、ブラッシングをします。目的に合わせて購入してくださいね。

6.キシリトールガム・キシリトールタブレット

キシリトールとは「糖アルコール」という天然の甘味料のひとつで、むし歯の発生や進行を抑え、むし歯になりにくい歯を作る効果が期待できます。

噛んだり舐めたりすることで唾液の分泌が促進され、プラークや食べかすをつきにくくする効果も。

むし歯の原因となる「果汁」などの酸性物が含まれておらず、パッケージの成分表示に「シュガーレス」もしくは「糖類0g」と書かれているものを選ぶようにしましょう。

キシリトールを効率的に摂るためには、キシリトール含有率100%の歯科医院専売品のガムやタブレットを、毎食後と就寝前に摂取するのがおすすめです。

キシリトールの効果についてくわしく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

歯磨き後の「うがい」する?しない?

A.歯みがきの後は「うがいしすぎない」が正解です。

歯みがきの後、大量の水で口をゆすいでしまうと、歯磨き粉の成分が水で流れてしまいます。

ゆすぐ場合は、少量の水(ペットボトルのキャップ1杯程度)で軽く1回ゆすぐだけでOK。

とくに歯磨き粉に多く含まれるフッ素は、水でゆすがないほうが効果が出やすいと考えられています。

歯みがきの後うがいをしないのは、予防歯科の先進国スウェーデンのイエテボリ大学で発案された歯みがき法「イエテボリ法」の考え方のひとつです。

フッ素入りの歯磨き粉を使い歯みがきをした後、おちょこ1杯程度の水でブクブクと口をゆすぐだけ、という簡単な方法。

歯みがきの後に口の中にフッ素を残すことで、大量の水で口をゆすいだ時に比べ、虫歯予防効果がアップしたという報告もありますよ。

歯を磨くタイミング・時間・頻度は?

歯を磨く効果的なタイミングは、食後すぐです。

Q.「歯みがきは食後30分経ってからのほうが良い」と聞いたことがあるけど、ホント?

A.実はこれ、「酸蝕症(さんしょくしょう)」という病気の方に限ったお話。

酸蝕症の方は「酸性の飲み物や食べ物を摂取した後30分以上は歯みがきを避けたほうが良い」ので、この話が元になった可能性があります。

通常は食後30分以上時間を空けても、虫歯予防にはならないので注意しましょう。

歯みがきの頻度は、就寝前と起床時、毎食後が理想的。

とくに就寝中は唾液の分泌量が減り、口の中に細菌が繁殖しやすいため、就寝前と起床時は歯みがきに必要なアイテムをフル活用してていねいに磨きましょう。

全部の歯の汚れをしっかり落とすためには、最低でも3分間かかるといわれていますが、どのくらい時間をかけるかはあまり重要ではありません。

歯ブラシを小刻みに動かし、1カ所につき20回程度磨くことを意識しましょう。

毎回3分間磨くことが難しくても、寝る前の歯みがきだけでも念入りに行うことで、むし歯リスクを減らすことができますよ。

虫歯や歯周病の予防にプラークコントロールが大切な理由

「プラークコントロール」という言葉、CMなどでもよく耳にしますよね。

「プラークコントロールって口の中をキレイにすること?」
「プラークって食べかすでしょ」

と思っている方も多いのでは?

「プラークコントロール」とは、プラークを取り除いて口内環境を清潔に保つこと。

今あるプラークを取り除くだけでなく、プラークの付着を予防することも含まれています。

そして、プラークとは、歯の表面に付いた細菌のかたまりです。粘着性が強く歯にこびりついており、舌で触るとざらっとしています。

1mg当たりのプラーク中には約300種類、1億個もの細菌が生息しているといわれており、長期間放置すると、むし歯や歯周病のリスクが高まるだけでなく、口臭の原因にもなります。

正しい歯みがきで、口の中の細菌のかたまり=プラークを落とすことは、お口の健康を守るうえで、もっとも大切な習慣です。

Q.プラークってどうやってできるの?

  1. 歯の表面にある唾液成分(糖タンパク質)が作った膜に細菌(ミュータンス菌)が付着し、ぺクリルが形成される
  2. ぺクリルに細菌(おもにミュータンス菌など)が付着する
  3. 口の中に残った食べかすの中のショ糖と結びつき、ネバネバとした物質を作りどんどん増殖する
  4. 放置されたプラークに、ミュータンス菌以外の菌も集まり細菌の温床となる

プラークコントロールについてくわしく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

プラーク(歯垢)が残ることで起こるリスク

プラークは水に溶けないため、うがいをしただけでは取り除くことができません。除去するためには、毎日のブラッシングが大切です​​。

プラークが落としきれずに口内に残っていると、以下のようなリスクがあります。

虫歯の原因になる

プラーク中の細菌(おもにミュータンス菌)と食べ物の糖質(おもに砂糖)が結びつくと酸を作り出します。

酸によって歯のカルシウムやリンといった成分が溶かされ、歯に穴があく「むし歯」の状態​​になってしまいます。

歯周病の原因になる

プラークは歯の表面だけでなく、歯周ポケット(歯と歯肉の間)にもたまります。

歯周ポケットにたまったプラークを長く放置すると、歯肉に炎症が起こり(歯肉炎)、細菌が作り出す毒素によってやがて歯周病を発症します。

歯石ができる

歯石は、長い間放置されたプラークが石のようにかたくなったもので、通常のブラッシングでは落とすことができません。

ざらざらしている歯石の表面は細菌が増殖しやすいため、歯周病などのトラブルにつながります。

口臭の原因になる

プラーク中の細菌は、硫化水素やメチルメルカプタンといった非常にニオイの強いガスを作り出します。これが口臭のもとです。

また、歯周病になるとこのメチルメルカプタンが​​大量発生し、悪臭の原因となります。

歯みがき以外の口臭対策については、こちらの記事でまとめています。

歯並びが悪いとプラーク(歯垢)が溜まりやすい?

A.歯並びが悪いと、歯が重なっている部分や隙間に​​プラークが溜まりやすくなり、むし歯や歯周病、口臭のリスクも高まります。

歯並びを良くすることは、見た目の美しさばかりでなく、咬み合わせやお口の健康のためにも大事なことなんです。

歯並びが悪く「歯が磨きづらい」という方は、歯科矯正を検討してみるのも良いかもしれません。

しかし、一般的なワイヤー矯正などの場合、矯正装置が邪魔して上手く歯を磨けなくなることがあります。

そんな矯正中の“歯みがきのお悩み“を解消できるのが、キレイライン矯正

キレイライン矯正はマウスピース型の矯正装置を使うので、いつでも着け外しができ、毎日キレイに歯を磨くことができます。

※1日20時間以上の装着が必要です。

ニコッと笑ったときに目立つ部分を重点的に治療するので、従来のワイヤー矯正(全顎)に比べ、治療期間も短くリーズナブルです。

歯並びが気になる方は、こちらから詳細をチェックしてみてくださいね。

歯磨きに関する注意点とよくある疑問

歯みがきに関してよくある疑問や質問をいくつかまとめました。ぜひ参考にしてみてくださいね。

Q.歯磨きをすると痛みや出血がある。どうしたらいい?

A.痛みや出血がある場合は、歯周病や知覚過敏、むし歯などのトラブルが考えられます。

また、磨く力が強すぎる場合も歯茎から出血することがあります。

以下の方法で対処しましょう。

出血がある場合

磨く力が強すぎる可能性があります。やわらかめの歯ブラシで歯と歯茎の間を優しくマッサージするように磨きましょう。

始めは出血して痛いかもしれませんが、プラークが取れると1〜2週間程度で出血も治まってきます。

歯茎に腫れや炎症がある場合

歯茎に腫れや炎症があり、出血している場合は歯周病(歯槽膿漏)の可能性が高いです。同じく、やわらかめの歯ブラシで優しくブラッシングしましょう。ただし、一度歯周病になるとセルフケアのみで治すことはできません。歯科医院で治療してもらいましょう。

歯がしみる場合

歯みがきをすると歯がしみるという場合は、知覚過敏の可能性があります。

知覚過敏は、歯肉の退縮などによって歯の象牙質がむき出しになることで起こります。知覚過敏用の歯磨き粉を使って、刺激を緩和するのが良いでしょう。

Q.歯磨きをしたのに口の中がネバつくのはどうして?

A.歯みがきをしたのに口の中がネバネバする場合は、次のようなケースが考えられます。

  • プラークが残っている
  • 歯周病
  • ドライマウス

以下のような対策で、口の中のネバつきを解消しましょう。

プラークが残っている・歯周病の場合

プラークが残っている場合は、正しいブラッシングができていない可能性があります。正しい歯みがき法とフロスなどの補助用具の併用で、しっかりとプラークを除去しましょう。

また、歯周病が進行すると、患部から「歯肉溝浸出液」という膿のような液体が染み出してきます。これが口の中のネバつきの原因かもしれません。

歯周病によって歯茎に膿や出血がある方は、やわらかめの歯ブラシで優しくブラッシングし、早めに歯科医院で治療を受けましょう。

ドライマウスの場合

唾液量が少ない・口呼吸などで口内が乾燥している状態を「ドライマウス」といいます。

唾液量が少なくなると自浄作用が働きにくくなるため、口の中がネバついてきます。

ガムを噛む、リラックスする、意識して鼻呼吸をする、唾液腺マッサージなどで、唾液の分泌を促進しましょう。

ドライマウスについてはこちらの記事でくわしくまとめています。

Q.歯磨きをした後にお茶を飲んでもいい?

A.歯みがき後にお茶を飲んでもむし歯の原因にはならないので、OKです

歯みがきをした後に飲んでも良い飲み物は、水・お茶・無糖のコーヒーや紅茶です。

これらは糖分を含んでいないため、むし歯のリスクがありません。

ただし、お茶やコーヒーなど、水以外の飲み物は着色汚れ(ステイン)の原因にはなります。

歯みがき後や寝る前に飲むなら、水がおすすめですよ。

歯磨きはデンタルケアの基本!正しい方法で歯のトラブルを撃退しよう

日本では「予防歯科」という考え方がまだまだ浸透していないのが現状です。

しかし、正しく歯を磨くだけで、むし歯や歯周病のリスクは下げられます。

毎日の習慣だからこそ、正しい歯みがき法をマスターして健康な歯を目指したいですよね。

「いままで正しく歯を磨けていなかった!」という方は、この機会にいつもの歯みがきのやり方を見直してみませんか?

自分に合った歯みがきアイテムを見つけて、ぜひ正しい歯みがき法を実践してみてくださいね。

※本記事は2022年2月時点での公式情報を元に編集したものです。最新の情報とは異なる可能性がありますので、ご注意ください。

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・保険適用外の自由診療となります。
・1日20時間以上の装着をお願いしております。使用状況は、歯の移動量や効果に影響します。
・キレイライン矯正では、距離0.05ミリ単位、角度0.5度単位でマウスピースを調整し、理想の歯並びに近付けるよう、綿密に治療計画を立てています。ただし実際の歯の動きには個人差があるため、必ずしも想定した通りに歯が動くという訳ではございません。
・キレイライン矯正に限らず全ての歯科矯正に共通することですが、効果や感じ方、また歯がどのくらい動くかについては個人差があり、どの矯正方法を選んだ場合でも、満足のいく治療結果が得られない可能性がございます。キレイライン矯正では、提携院ご協力の下、皆さまが理想の歯並びに近付けるよう、全力でサポートいたします。

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