「矯正治療の費用、医療費控除で戻ってくるの?」「確定申告のやり方がわからない」——矯正治療を検討中の方にとって、医療費控除は見逃せない制度です。
この記事では、歯列矯正が医療費控除の対象になるケースとならないケース、申請の方法、そして実際にどれくらい還付されるかの計算方法をわかりやすく解説します。
先に結論
- 歯列矯正は、噛み合わせの改善など「治療目的」と認められる場合に医療費控除の対象になるケースがあります。見た目の改善(美容目的)のみの場合は対象外です。
- いくら戻る?:例えば1年間の医療費合計が58万9,000円(保険金等の補填なし)の場合、控除額は48万9,000円。所得税率10%なら約4万8,900円の還付+住民税(10%)も軽減される計算です(概算・実際の金額は個人の状況により異なります)。
- 対象になるかは最終的に税務署の判断です。迷ったら歯科医師に診断書の作成を相談し、税務署・税理士に確認しましょう。
3つの質問に答えるだけで、推奨プランと月々の支払い目安がわかります。
あなたの参考プランがわかります
※簡易診断による参考価格・参考分割です。実際の費用は提携クリニックで歯並びを確認のうえ最終決定します。初回検診料(通常3〜5万円)・再診料は別途。初回検診料が無料になるのは、LINE友だち登録・来院時のクーポン提示など所定の条件を満たした場合です。条件・対象クリニック・期間は予約ページでご確認ください。
医療費控除とは?
医療費控除は、1年間に支払った医療費が10万円を超えた場合(所得200万円未満の方は所得の5%)に、確定申告をすることで所得税と住民税が軽減される制度です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象期間 | 1月1日〜12月31日の1年間 |
| 控除の上限 | 200万円 |
| 対象者 | 本人または生計を一にする家族の医療費 |
| 申請方法 | 確定申告(e-Taxまたは書面) |
| 申請期限 | 医療費を支払った翌年の1月1日から5年間 |
歯列矯正は医療費控除の対象になる?
歯列矯正が医療費控除の対象になるかどうかは、治療の「目的」によって判断が分かれます。
対象になる可能性が高いケース
- 噛み合わせの改善を目的とした矯正治療
- 子どもの歯列矯正(成長期の矯正は治療目的と認められやすい)
- 歯科医師が「治療が必要」と診断した場合
- 発音や咀嚼(噛むこと)に支障がある歯並びの改善
対象にならないケース
- 見た目の改善(美容目的)のみの矯正治療
- 歯科医師が「治療の必要性がない」と判断した場合
実際に控除が認められるかは最終的に税務署の判断によります。「自分のケースは対象になるか?」と不安な方は、担当の歯科医師に診断書の作成を依頼できるか相談してみましょう。
医療費控除の対象になる費用・ならない費用
| 費用項目 | 対象になる | 対象にならない |
|---|---|---|
| 矯正治療費(プラン料金) | ◎ | — |
| 初回検診料 | ◎ | — |
| 通院時の再診料 | ◎ | — |
| リテーナー(保定装置)代 | ◎ | — |
| 通院の交通費(公共交通機関) | ◎ | — |
| 通院の交通費(タクシー) | △(やむを得ない場合のみ) | — |
| 通院の交通費(自家用車のガソリン代・駐車場代) | — | × |
| デンタルローンの利息・手数料 | — | × |
歯列矯正の医療費控除はいくら戻る?計算方法と計算例
控除額の計算式
医療費控除額 = 1年間の医療費の合計 − 保険金等で補填された金額 − 10万円
(所得200万円未満の方は「10万円」の代わりに「所得×5%」)
計算例1:コンプリートプラン(539,000円)で治療した場合
たとえば、キレイライン矯正のコンプリートプラン(539,000円)で治療した場合:
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 矯正治療費 | 539,000円 |
| その他医療費(再診料・交通費等) | 50,000円 |
| 医療費合計 | 589,000円 |
| 差し引き10万円 | −100,000円 |
| 医療費控除額 | 489,000円 |
この控除額に対して、所得税率に応じた還付があります。
| 課税所得 | 所得税率 | 還付額の目安 |
|---|---|---|
| 195万〜330万円 | 10% | 約48,900円 |
| 330万〜695万円 | 20% | 約97,800円 |
| 695万〜900万円 | 23% | 約112,470円 |
| 900万〜1,800万円 | 33% | 約161,370円 |
※上記に加えて、住民税(一律10%)も軽減されます。所得税率20%の方なら、所得税+住民税で約15万円程度の節税になる計算です。
計算例2:スタンダードプラン(429,000円)・所得税率10%の場合
キレイライン矯正のスタンダードプラン(参考価格429,000円・税込)だけを支払った年の場合、医療費控除額は「429,000円 − 100,000円 = 329,000円」。課税所得195万〜330万円(所得税率10%)の方であれば、所得税の還付が約32,900円、住民税(10%)の軽減が約32,900円で、合計約6万6,000円の負担軽減になる計算です。
※一般的な税率をあてはめた概算であり、還付・軽減を保証するものではありません。実際の金額は所得や保険金等による補填、ほかの控除の状況により異なります。適用可否も含め、詳しくは税務署または税理士にご確認ください。
医療費控除の申請手順
ステップ1:領収書を保管する
矯正治療の領収書、再診料の領収書、通院の交通費の記録をすべて保管しておきましょう。デンタルローンを利用した場合は、ローンの契約書が領収書の代わりになります。
ステップ2:医療費の明細書を作成する
確定申告の際に「医療費控除の明細書」を作成します。国税庁のWebサイトからダウンロードできます。
ステップ3:確定申告を行う
確定申告は以下の方法で行えます。
- e-Tax(電子申告):国税庁のWebサイトからオンラインで申告
- 書面で提出:確定申告書を税務署に郵送または持参
申告期限は通常2月16日〜3月15日ですが、還付申告(税金が戻ってくる申告)は1月1日から提出可能です。
ステップ4:還付金を受け取る
申告後、約1〜2ヶ月で指定の銀行口座に還付金が振り込まれます。

デンタルローンの場合も医療費控除は使える?
はい、治療そのものが医療費控除の対象になる場合は、デンタルローン払いでも控除を受けられます。デンタルローンを利用した場合、ローン契約が成立した年にその全額が医療費控除の対象になります(分割払いの支払いタイミングではなく、治療費の総額が対象)。
ただし、ローンの利息や手数料は控除の対象外です。
デンタルローンを使うと月々いくらになるかは、歯列矯正は月々いくら?分割払いなら月3,000円台〜|月額目安と総額を解説でシミュレーションしています。
地域から提携クリニックを選ぶ
地域ボタンを押すと、提携クリニック一覧が表示されます。
すぐに全国一覧を見たい方は こちら からご覧いただけます。
よくある質問
Q. 歯列矯正の医療費控除はいくら戻りますか?
1年間の医療費合計から保険金等の補填額と10万円(所得200万円未満の方は所得の5%)を差し引いた額が控除対象です。例えば医療費合計58万9,000円なら控除額は48万9,000円で、所得税率10%の方は約4万8,900円の還付に加えて住民税(10%)も軽減される計算です。実際の金額は個人の状況により異なります。
Q. 歯科医師の診断書は必要ですか?
確定申告の際に診断書の添付は必須ではありません。ただし、税務署から問い合わせがあった場合に備えて、「治療の必要性」を記載した診断書を歯科医師に依頼しておくと安心です。
Q. 家族の矯正費用も合算できますか?
はい、生計を一にする家族の医療費は合算して控除を受けられます。たとえば、親子で矯正治療を受けた場合、合計額で申告することで控除額が大きくなります。
Q. キレイライン矯正は医療費控除の対象ですか?
噛み合わせの改善を目的とした治療であれば、医療費控除の対象になる可能性があります。初回検診時に歯科医師に確認し、必要に応じて診断書を依頼しましょう。
◆ 料金・痛み・通院・リテーナーなど、そのほかの質問はこちらにまとめています。
キレイライン矯正【公式】キレイライン矯正のよくある質問|料金・痛み・期間・年齢・リテーナーキレイライン矯正の料金や都度払い、痛み、治療期間、リテーナーの使用期間について、公式情報をもとに回答。1日の装着時間や対象年齢、初回検診の持…記事を読む →
まとめ|矯正費用の負担は医療費控除で軽減できる
歯列矯正が噛み合わせの改善を目的としている場合、医療費控除で数万〜十数万円の税金が還付される可能性があります。矯正治療を検討中の方は、治療の目的と費用を踏まえて、医療費控除の活用も視野に入れましょう。
キレイライン矯正なら参考価格9万9,000円(税込)から始められ、医療費控除と合わせれば実質的な負担をさらに抑えられる可能性があります。まずは初回検診でご相談ください。
矯正方法別の費用相場や費用を安く抑える方法は、歯列矯正は安い順でいくら?費用相場と安く抑える5つの方法もあわせてご覧ください。
※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、税務アドバイスに代わるものではありません。
※医療費控除の適用可否は最終的に税務署の判断によります。
※計算例はあくまでシミュレーションであり、実際の還付額は個人の状況により異なります。
※詳しくは税理士または最寄りの税務署にご相談ください。
人気の関連記事
編集部おすすめのキレイライン矯正・歯列矯正に関する人気記事です。
費用・料金歯列矯正の費用相場はいくら?治療法・範囲別の値段と総額の内訳【2026年10月更新】歯列矯正の費用相場を、ワイヤー矯正・マウスピース矯正と、全体矯正・部分矯正に分けて一覧にしました。人によって値段が変わる理由や、装置代を含め…記事を読む →
矯正の基礎知識【公式】キレイライン矯正のデメリット7選|やめたほうがいい?後悔しない注意点キレイライン矯正のデメリットを7つ正直に解説。重度症例の対応範囲・装着時間・追加費用・奥歯の噛み合わせ・通院の必要性など、始める前に知ってお…記事を読む →
費用・料金部分矯正の費用・値段の相場|前歯だけの矯正は総額いくら?10万円でできる?前歯だけを治す部分矯正の値段を、治療法ごとの目安と、装置の費用のほかにかかる費用に分けて紹介します。装置費用が10万円前後(参考価格・税込)…記事を読む →
矯正の基礎知識矯正中の食事・飲み物・口臭対策ガイド|マウスピース矯正の生活ルールを徹底解説マウスピース矯正中の食事で食べていいもの・NGなもの、コーヒーやお酒などの飲み物ルール、口臭対策とマウスピースの洗浄方法、装着時間の管理テク…記事を読む →
症状別受け口を治したい人の矯正費用|マウスピースで治せる・治せないケースを症例で解説受け口(反対咬合)をマウスピース矯正で治せるかは、歯性か骨格性かで判断が分かれます。治療法別の費用相場と治療期間、顎変形症で保険が使えるケー…記事を読む →
ほかのエリアの記事はこちら。



