「キレイラインなどのマウスピース矯正は、治療終了後も後戻りしやすいのでしょうか?」
「治療が終わったら、もうマウスピースは着けなくていいんですか?」
などの、治療終了後の歯並びに関するご質問にお答えします。
 
キレイライン矯正に限らず、矯正歯科治療後に何もせず歯を放置すると、元の歯列に戻ってしまいます。
※矯正治療後に限らず、もともと歯並びが整っていても加齢等に伴い歯並びが悪化することがあります。
 
動かした歯や歯周組織が安定するまで保定が必要なため、動的治療終了後1年間は20時間以上、歯列に後戻りが認められなければ2年目以降は8時間以上(就寝時含む)、リテーナーを装着してください。
 
歯は加齢等により一生動き続けるため、できる限り長い期間、リテーナーを装着したほうがいいと考えられています。
 
歯以外にも歯茎、顎の骨等も加齢とともに変化するため、リテーナーを装着することにより整った歯並びを維持できるほか、後戻りのセルフチェックも可能となります。
 
「ちょっときついな」「ゆるくなってきたな」など、ちょっとした口腔内の変化にも気づきやすく、万が一後戻りが起きた場合でも小さな修正で済みます。
 
リテーナーは全部で2種類あり、別途料金が必要です。
 
 
  • マウスピース型リテーナー2万円(税込2.2万円)上下※耐用24カ月程度
取り扱い方法はマウスピースと同様です。
クリアリテーナーを紛失・破損した場合や、使用時間が短くて歯にフィットしなくなった等で再製作が必要になった場合、別途料金が必要になります。
 
  • ワイヤー型リテーナー(fixリテーナー) 6万円(税込6.6万円)上下※耐用36カ月程度
取り外しの出来ない装置です。
ワイヤー型リテーナーの周りには歯石が付きやすく、虫歯によるリスクを防ぐため、3ヶ月毎の歯のクリーニングならびに3年毎のワイヤー型リテーナーの交換(いずれも有料)を必ず行ってください。
ワイヤーの接着部分が外れてしまった場合、クリニックで付け直しが必要になります。
 
※ワイヤー型リテーナーの金額や取り扱い可否はクリニックにより異なります。詳細は提携クリニックに直接ご確認ください。
詳しくはクリニック様へお問い合わせください。
 
※耐用期間は素材メーカー調べ。使用状況により12ヶ月程度で再製作が必要になる場合もあります。変形・破損が生じた場合は、お早めに新しいリテーナーの再製作をおすすめします。マウスピース型リテーナーの再製作は6,600円(税込)~となりますが、費用は提携クリニックによって異なります。
 
※ワイヤー型リテーナーをご希望の場合でも、治療状況によってはマウスピース型リテーナーと併用していただく場合がございます。
 
※保定期間中の再診料は提携クリニック様によって異なりますので、詳細は通われるクリニック様へお問い合わせください。
※再診料は来院ごとにクリニック様受付にて現金もしくはクレジットカードでお支払いいただきます。
 
リテーナーは元々の歯列の症状やライフスタイルによって、歯科医師が適切なタイプをお勧めいたします。
例えば、ご使用時に歯ぎしり・噛みしめが強い方の場合は、圧下(歯が根っこ部分へ押し込まれる現象)の原因となるため、マウスピース型リテーナーの加工(調整費無料)や、プレート型の使用をお勧めする場合があります。
 
リテーナー(保定装置)につきましては、関連Q&Aや公式ブログも併せてご参照ください。