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News お知らせ

キレイライン矯正における咬み合わせへの対応について

2021.09.08

※2020年2月に公開したお知らせをアップデートし、再度公開させていただきます。

キレイライン矯正では、咬み合わせについても考慮したデザインを行っております。
しかしながら、咬み合わせの不具合が生じる可能性はゼロではありません。

マウスピース矯正による咬み合わせの悪化は、以下の3つが主な原因となります。

① 矯正中に、移動途中の歯が他の歯に当たって深く噛めなくなる。

② マウスピースの厚みによって、臼歯(奥歯)が圧下する。特に咬み締めが強い方で起こりやすく、歯茎方向に力が加わるために、マウスピースの厚み分、歯が歯茎側へ沈み込むことがあります。

③ 部分的に歯の動きが良い/悪いなどの個人差や、咬み合わせの癖により、上下の歯のバランスがずれてしまう。

①についてはキレイラインに限らず、ワイヤー矯正、他のマウスピース矯正などすべての矯正治療で起こる一時的な咬み合わせの悪化で、治療が進めば解消される一時的なものです。

②の症状は、ワイヤー矯正で起こることはない、マウスピース矯正特有の好ましくない歯の移動です。キレイラインに限らず、すべてのマウスピース矯正で発生します。
症状が認められた場合、マウスピースの厚みを薄く調整する、マウスピースの臼歯部を一時的に切り落とすなどの調整をおこないます。

③については、ワイヤー矯正、マウスピース矯正問わず、拡大床(歯のアーチの幅を平均値まで広げるため、歯科医師の診断のもと使用する治療装置)を使用した場合などに生じることがあります。
キレイラインでは、歯が外側に倒れるように広がってしまうのを防ぐため、マウスピースと拡大床を併用します。しかし歯の動きは個人差が大きく、患者様の中には治療の過程で、上下のバランスが合わなくなってしまう方がいらっしゃいます。この場合は前歯を並べる通常の治療に加え、臼歯部の咬み合わせを整える治療もおこないます。

キレイラインの治療は、他人からよく見える前歯を整えることを主目的としていますが、当然のことながら、その為に咬み合わせを代償とするデザインはおこないません。

また、患者様がご予算や自分の納得できる歯列に合わせて治療終了を決定できるシステムとなっておりますが、咬み合わせに不具合が残ったまま治療途中の状態で終了(リテーナー開始)はお勧めしておりません。場合によってはリテーナーの開始をお断りする場合もございます。
「咬み合わせ悪化」や「患者様の基準で治療を終了する事によるリスク」の軽減のため、抜歯や健康な歯を削ることは必要最低限にとどめ、健康を害することのないよう治療を行っております。咬み合わせや治療終了のタイミングについて不安を感じられる場合は、通院中のクリニック、および歯科医師にご相談ください。

なお、キレイラインでは、もともとの咬み合わせが悪く「積極的な臼歯部の咬み合わせ治療」が必要な患者様には、ワイヤー矯正とのコンビネーション治療など、全顎矯正治療(臼歯部を含む全ての歯を動かす矯正治療)をお勧めしております。

キレイライン矯正で使用するマウスピースについて

キレイラインは前歯を整えることを主目的としておりますが、これはキレイラインで全顎矯正治療(臼歯部を含む全ての歯を動かす矯正治療)が不可能であることを意味しません。キレイラインでも回数を重ねれば、全顎矯正治療は可能です。
弊社のプログラムでは、日本の歯科医師とマウスピースのデザイン経験が豊富な歯科技工士が画像診断し、歯根の形状や長さ・顎骨の密度なども参考にしてデザインを行うことにより、精密な治療を可能にしています。

しかしながら、キレイライン矯正が前歯を整えることを主目的としているのは、50回、60回と回数を重ね、長期間かけてマウスピース単独で全顎矯正治療を行うメリットが少ないと考えているためです。

マウスピース治療単独での全顎矯正治療を否定するわけでは決してなく、そういったニーズをお持ちの患者様がいらっしゃることは承知しております。そして何より、マウスピース矯正の歴史を切り拓き、発展させてきた企業様と歯科医師の先生方には、大変敬意を持っております。

一方で、ワイヤー矯正は、長い歴史をかけて進化してきた、素晴らしい治療法であることも事実です。その歴史の中で、新しい治療法として裏側ワイヤー矯正や、マウスピース矯正が登場してきました。マウスピース矯正には患者様にとって革新的なメリットも多くありますが、すべての面でワイヤー矯正より優れているわけでは決してありません。
ワイヤー矯正が得意な部分はワイヤー矯正を併用した方が、特にスピードの面で、遥かに患者様にとってのメリットが大きいと考えます。

そういった観点から、症状の軽い方や、子供の頃にワイヤー矯正を行い、大人になって歯並びが少し後戻りしている、予算に限りがあるのでその中で治療を行いたい方には、キレイライン単独で、短期間で終了する治療をお勧めしております。
また、症状の強い方には、キレイラインとワイヤーとのコンビネーション治療で、治療費を抑え、ワイヤーが目立つ時期を減らすことができます。
つまり、手術が必要な症例などを除き、キレイラインはほとんどの症例に適応が可能となります。
≪※キレイラインのみで、低価格で全ての症例を治療できるわけではありません。≫

弊社では、今後、世界的にコンビネーション治療が主流になっていくと予想し、ワイヤー矯正も含めたデザインシステムの研究を続けております。
日本の歯科受診率、特に矯正を行う人の率を先進国の水準に引き上げ、世界水準以上の治療を提供できるよう各提携クリニック様と努力を続けることが弊社の義務と考えております。

ワイヤー矯正が主流だった時代にマウスピース矯正が登場したように、弊社はキレイラインを通して新しい考え方を、患者様の新たな選択肢として提供してまいります。

まだまだ足りない面が多く、お叱りを受ける事も多数ございますが、サービス開始以来、皆様のご意見を頂戴しながら改善の努力を続けております。

今回の見解のアップデートまで咬み合わせに対応する治療方針について詳しくご説明する場がなく、不安に思われていた患者様方に深くお詫び申し上げます。

今回の発表が、キレイライン矯正を受けられている方だけでなく、ワイヤー矯正や他社のマウスピース矯正を受けられている方におかれましても、安心いただける情報となれば幸いです。
どのような矯正歯科治療法であっても、歯並びの改善が患者様の健康面・整容面で幸せにつながり、周囲の方がその喜びを目の当たりにし、より多くの方が矯正歯科治療を行う世の中が来ることを願っております。

現在治療中の患者様で、ご不明点やご不安が残る場合は、通院中のクリニック様までお問い合わせください。


キレイライン矯正
support@kireilign.com

「まだやりたいか決めていない」「まずは話を聞いてから考えたい」という方でも大歓迎です。

初回検診を予約する

・保険適用外の自由診療となります。
・1日20時間以上のマウスピース装着が必要です。使用状況は、歯の移動量や効果に影響します。
・キレイライン矯正では、距離0.05ミリ単位、角度0.5度単位でマウスピースを調整し、理想の歯並びに近付けるよう、綿密に治療計画を立てています。ただし実際の歯の動きには個人差があるため、必ずしも想定した通りに歯が動くという訳ではございません。
・キレイライン矯正に限らず全ての歯科矯正に共通することですが、効果や感じ方、また歯がどのくらい動くかについては個人差があり、どの矯正方法を選んだ場合でも、満足のいく治療結果が得られない可能性がございます。キレイライン矯正では、提携院ご協力の下、皆さまが理想の歯並びに近付けるよう、全力でサポートいたします。

・保険適用外の自由診療となります。
・1日20時間以上のマウスピース装着が必要です。使用状況は、歯の移動量や効果に影響します。
・キレイライン矯正では、距離0.05ミリ単位、角度0.5度単位でマウスピースを調整し、理想の歯並びに近付けるよう、綿密に治療計画を立てています。ただし実際の歯の動きには個人差があるため、必ずしも想定した通りに歯が動くという訳ではございません。
・キレイライン矯正に限らず全ての歯科矯正に共通することですが、効果や感じ方、また歯がどのくらい動くかについては個人差があり、どの矯正方法を選んだ場合でも、満足のいく治療結果が得られない可能性がございます。キレイライン矯正では、提携院ご協力の下、皆さまが理想の歯並びに近付けるよう、全力でサポートいたします。

【マウスピース矯正(キレイライン矯正含む)の主なリスク】

虫歯・歯肉炎・歯周病・ブラックトライアングル・歯根吸収・歯肉退縮・1日20時間以上のマウスピース装着が必須・マウスピースにより痛みを感じる可能性・治療中に一時的に咬み合わせに不具合をきたす可能性・動かした歯や歯周組織が安定するまで保定が必要。リテーナーは、動的治療終了後1年間は20時間以上、歯列に後戻りが認められなければ2年目以降は8時間以上(就寝時含む)装着してください。歯は加齢等により一生動き続けるため、できる限り長い期間、リテーナーを装着したほうがいいと考えられています(ワイヤー矯正の患者様も同様です)。その他注意事項や稀に起こるリスクや副作用は下記をご確認ください。
詳しく見る

【症例全体にかかる注記】

価格・期間の表記について

  • 上記に記載している各症例の治療費用は、コースで購入した場合の費用です。1回ずつ購入したい場合は、1回44,000円の費用になります。コースを組み合わせたほうが、費用が安くなります。
  • 再診料は、1回の来院につき3,300円で計算しています。再診料(保定期間中を含む)は提携クリニックにより異なりますので、詳細は通われるクリニックにお問い合わせください。
  • 上記に記載している各症例の治療費用・追加治療費用・再診料以外に、初回検診料3,300円〜、およびリテーナー費用22,000円~66,000円(上下)が別途発生します。

追加治療について

  • ・追加治療(拡大床・IPR・アタッチメント・削合・ラミネートベニア・ホワイトニングなど)には別途料金がかかります。これらはキレイライン矯正による矯正歯科治療の一環ではなく、患者様のご要望や症状により医師の判断のもと行われる「クリニックの治療」に該当します。詳細は、提携クリニックに直接ご確認ください。
  • ・拡大床・IPR・アタッチメント以外の追加治療につきましては、対応していない提携クリニックもあります。追加治療をご希望の方は事前にクリニックへお確かめください。

追加治療の費用について

  • 拡大床の費用は、全キレイライン提携クリニック一律で片顎4万円(税込44,000円)です。ただし、拡大床はキレイライン矯正による矯正治療の一環ではなく、医師の判断のもと行われる「クリニックでの治療」に該当しますので、料金以外の詳細につきましては通われる提携クリニックへお問い合わせください。
  • IPR(歯の側面を削る治療)は、1回の処置につき3,000円(税込3,300円)で計算しています。クリニックによって費用が異なりますので、詳細は通われる提携クリニックにお問い合わせください。

ホワイトニングについて

  • 掲載している症例は、ホワイトニング併用の場合も含みます。ホワイトニングの追加費用は算出しておりませんのでご注意ください。
  • キレイライン矯正をご契約いただいた場合、ホワイトニング剤最低1本が料金に含まれます。2本目以降はクリニックによって費用が異なりますので、詳細は提携クリニックにお問い合わせください。ただし、16歳未満の方へのホワイトニングは推奨しておりません。そのため、年齢によってはホワイトニング剤のお渡しを控えさせていただく可能性があります。
  • ※アタッチメント(追加治療)との併用はできません。ホワイトニング剤の使用タイミングは歯科医師までご相談ください

その他

  • お写真はすべて患者様の許可を得て掲載しています。
  • 掲載している症例は、治療中の方も含みます。
  • 症例写真に関するご不明点やご質問はこちらからお問い合わせください