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ホワイトニングとは?効果・値段・種類を解説!歯科とサロンの違いも紹介

最終更新日: 公開日:
この記事を監修した医師
金子哲章先生

金子哲章先生

おおじま駅前歯科・大島駅前矯正歯科 院長

【経歴】
2018年 明海大学 卒業
2019年 明海大学病院 入局
2020年 高倉町歯科クリニック 入局
2020年 イーアス高尾歯科 入局
2021年 コレクトデンタルクリニック 八王子 院長就任
2023年 おおじま駅前歯科•大島駅前矯正歯科 開設

おおじま駅前歯科・大島駅前矯正歯科のキレイライン矯正予約ページはこちら

キレイライン公式ブログ担当の小田です。

今回は、これから歯を白くしたい方へ向けたホワイトニングの情報をたっぷりご紹介します!

白い歯って魅力的ですよね。

歯が白い人って、

 ✓   清潔感がある

 ✓   若々しい

 ✓   異性からモテそう

こんな印象がありませんか?

芸能人みたいな白い歯にあこがれる人も多いですよね。

ただ、ホワイトニングの方法を探してみると、いろいろな種類があります。

  • ホワイトニング用歯磨き粉で磨く
  • サロンでやってもらう
  • クリニックでホワイトニング剤を買う
  • ドラッグストアや通販でホワイトニングキットを買う
  • 歯医者さんでやってもらう

これだけ多種多様だと、どれを選んだらいいのか悩みますよね。

あまりにたくさんあるので、

どれでも白くなるなら、近所のドラッグストアで安くなってるのでいいかな……

と思ったことがある人もいるのではないでしょうか?

でも、値段だけを見て決めるのはおすすめできません!

ホワイトニングは「どれも同じ」と誤解している方もいるのですが、どんな方法を選ぶかによって歯の白さや効果の持続期間も違うですよ。

とくに注意したいのは、ホワイトニング効果の違いです。

1. 自分が望む白さまで歯を白くするタイプ

このタイプのホワイトニングは、もとの歯の色よりも白くすることが可能です。

薬剤を使って漂白していきますが、施術できるのは歯科クリニックに限られています。なぜ白くできるのか、そのメカニズムについてはこのあとくわしくお伝えします。

2. 元々の歯の白さまで白くするタイプ

このタイプのホワイトニングは、着色汚れを落として、本来の歯の色に戻すのが目的です。

本来の歯の色以上に白くすることはできません

一般的に、日本人の歯はもともとやや黄ばんだ色をしています。

ホワイトニングをすれば本来の色より白い歯になれる、と思っていると、理想とは違った結果になってしまうこともあるので注意しましょう

ホワイトニングを考えるときに最初に決めておきたいのは、このふたつのうち、どちらのタイプのホワイトニングをするのか、ということです。

とはいっても、もともとの自分の歯の色って、なかなかピンとこないかもしれませんね。

そのような場合は、まずは歯の着色汚れを落とすサロンのホワイトニングを一度試してみて、さらに白くしたいと思ったら、希望する白さにできる歯科クリニックのホワイトニングをするという手もありますよ。

もちろん、最初から「本来の歯の色より白くしたい」と希望されている方には、サロンに行くのではなく、早く高い効果を得られる歯科クリニックのホワイトニングをするのがおすすめです。

クリニックのホワイトニングなら、「結婚式に備えて、3ヶ月以内に白くしたい」という方でも早ければ1回の施術でぐんと白くすることができますよ。

ただし、歯科クリニックでホワイトニングをする場合は費用も高くなりがちなので、それなりの出費の覚悟は必要です。

【ホワイトニングの種類】歯を白くする仕組みを理解しよう

ホワイトニングの効果は2種類あります。

  • 自分が望む白さまで歯を白くするホワイトニング
     ⇒エナメル質まで入り込んだ色素を分解して漂白
  • 元々の歯の白さまで白くするホワイトニング
     ⇒歯の表面の着色汚れをとって元の白さに戻す

なぜ白くできるのか、それぞれのメカニズムや効果の違いを見てみましょう。

理想の白さまで歯を白くする

「ホワイトニング」というと、理想の白さになれるこちらのホワイトニングをイメージする方が多いのではないでしょうか。

資格がなければ取り扱えない薬剤や機器が必要なので、歯科医師や歯科衛生士による施術や指導が必須です。

白くなる仕組み

歯科クリニックで取り扱う薬剤には「過酸化水素」や「過酸化尿素(低濃度の過酸化水素)」が配合されています。

過酸化水素には2つの働きがあります。ひとつはエナメル質の下にある象牙質の色素を分解する作用。そしてもうひとつは、歯の表面にある透過性のあるエナメル質をくもらせて、象牙質の色を見えにくくする作用です。

このふたつの働きにより、本来の色より白く見せることが可能になるので、「できる限り白くしたい!」という方には、歯科クリニックでのホワイトニングがおすすめです。

次の3つの方法があります。

  1. 歯科クリニックで施術してもらう「オフィスホワイトニング」
  2. 歯科クリニックで薬剤を処方してもらい、指導を受けて自宅で使う「ホームホワイトニング」
  3. オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用しておこなう「デュアルホワイトニング」

それぞれの施術の効果や費用の目安については、記事内の次の項目でくわしく解説しています。

オフィスホワイトニングはこちら

ホームホワイトニングはこちら

デュアルホワイトニングはこちら

自分本来の歯の白さまで綺麗にする

こちらのホワイトニング方法は、あくまで本来の歯の色に戻すためのものです。

「ステイン落とし」とも呼ばれているように、もともとの色より白くすることはできませんが、歯の着色汚れを落とすことで今より白くすることが可能です。

白くなる仕組み

歯科クリニックで使う「過酸化水素」や「過酸化尿素」は使えません。歯の表面に付着した汚れや着色を落としてくれる働きがある成分が配合された薬剤を使います。

  • ポリリン酸ナトリウム(ポリリン酸Na)
  • 短鎖ポリリン酸(EXポリリン酸)
  • PEG(ポリエチレングリコール)
  • PVP(ポリビニルピロリドン)

このほか、歯の表面にある目に見えない傷を埋めて、歯の表面を整える効果がある成分も配合されています。

以下の成分は歯垢や着色汚れが付着しにくくなる効果があります。

  • ハイドロキシアパタイト
  • メタリン酸ナトリウム

着色汚れを落とし、汚れが付着するのを防ぐには、次のような方法があります。

  • サロンのセルフホワイトニング
  • ホワイトニング歯磨き粉
  • 歯科クリニックのクリーニング
  • 市販のホワイトニング剤

Q. サロンなのにセルフ!?

A. 後半でくわしく紹介しますが、ホワイトニングサロンでのホワイトニングは、すべての工程を自分でおこなう「セルフホワイトニング」です。

自宅でできるホワイトニング剤や歯磨き粉だけをセルフホワイトニングだと誤解しやすいのですが、実はそうではありません

歯を白くするためのサロンでは、歯科医師や歯科衛生士のような、お客様の口や歯に触ることを許された資格を持つ人がいません。無資格者であるスタッフがホワイトニングの薬剤を塗ることはできないのです。また、照射に使うライトも医療機器ではありません

このような理由から、サロンでのホワイトニングは、薬剤やライト、場所を提供するのみと法律で定められています。

また、サロンで渡される薬剤も、資格がなくても扱える、効果が穏やかなものに限られます。これらはほぼ市販で買えるものと同程度と考えていいでしょう。

「痛みが少ない」「料金が安い」などで人気のサロンですが、あくまでも汚れを落として白くするものです。望む通りの白さにできるわけではありません

セルフホワイトニングについて、くわしく知りたい方はこちら

歯科クリニックで行うオフィスホワイトニング

歯科クリニックでおこなうホワイトニングは、歯の色素を分解して漂白できる高濃度の「過酸化水素」が配合された薬剤を使えるのが魅力です。

定期的に通院する必要はありますが、早く・高い効果を実感できます。

メリットデメリット
本来の歯より白くできる
定期的に歯科クリニックに通うので、むし歯や歯周病の早期発見が可能
費用が高い
濃度が高い薬剤を使うので歯がしみることがある

効果

薬剤塗布2回、ライト照射2回で4~6段階ほど明るい色がめざせます。1回目の施術で効果を実感できる人もいます。

※効果が出始めるタイミングには個人差があります。

施術方法

薬剤を歯の表面に塗り、歯を白くする効果を高めるために光をあてます。

一般的には次のような手順で進みます。

1.  問診票記入・カウンセリング
2. 口内チェック・シェード(歯の色)の確認

3.  歯のクリーニング
4.  歯肉の保護
5.  ホワイトニング剤塗布
6.  ライト照射

7.  ホワイトニング剤除去・清掃
8. シェード(歯の色)の確認

57を2〜3回繰り返します。

1回の施術につき、所要時間は30分〜1時間半程度です。

費用の相場

自由診療なためクリニックにより異なりますが、1回の施術に3~4万円ほどかかります。1回だけで理想の白さにすることは難しいので、複数回通う人が多いです。

施術頻度と目安の期間

めざす歯の白さにもよるので一概にはいえませんが、最初は2~4週間おきに通院して施術します。理想の白さを実感するためには、2~4回程度の施術が必要でしょう。

また、効果を維持するには、3ヶ月~半年に1回程度の通院が理想です。

!注意!詰め物や被せ物は白くできない

意外に見落としやすいのですが、むし歯の治療などで詰め物をしていたり、銀歯になっていたりする歯は、ホワイトニングでは白くできません

詰め物や被せ物を白くしたい場合は、詰め物や被せ物を白いセラミックなどに替える必要があります。

歯科クリニックで薬剤を受け取り自宅でできるホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、オフィスホワイトニングほどの効果は期待できないのですが、市販されていない薬剤「過酸化尿素」を自宅で使えるのが魅力です。

「過酸化尿素」は塗布すると「過酸化水素」に変化し、歯を本来の色より白くできる成分です。

メリットデメリット
自宅でホワイトニングができる
通院回数が少なくてすむ
過酸化水素より濃度が低く効果が穏やか
速効性はない

効果

効果を実感できるようになるには、1~2週間程度かかります。明るさはもとの歯の色より1~2段階アップが目安です。

※効果が出始めるタイミングには個人差があります。

施術方法

歯型に合ったマウスピースを製作し、その中に薬剤を注入して歯に被せます

一般的には、薬剤を注入したマウスピースを装着するのは、1回につき1〜2時間ほどです。

ただし、装着時間は薬剤の種類や濃度により異なるため、クリニックからの指示に従いましょう。

薬剤の受け取り方と使用手順は次のようになります。

1. 問診票記入・カウンセリング
2. 口内チェック・シェード(歯の色)の確認

3. 歯のクリーニング
4. マウスピース製作

5. 再来院(マウスピースのフィッティング・薬剤とマウスピースの受け取り)

6. 自宅でホワイトニング

自分のライフスタイルに合う時間にできますが、毎日やるのでそれなりに手間はかかります

費用の相場

安いところでは1万円以下というところもありますが、平均的な相場は1万5千円〜3万円程度です。

この料金には、薬剤のほかに専用マウスピースの費用も含まれています。

施術頻度と目安の期間

ホワイトニングは毎日自宅でおこないます。薬剤を注入したマウスピースを1~2時間ほど装着するので、忙しくて時間がとりにくい方には難しいかもしれません。

その反面で、ホワイトニング効果はオフィスホワイトニングより長続きするというメリットがあり、6〜12ヶ月程度は白い歯を保てます

ホームホワイトニングについては、こちらでくわしく解説しています。

歯並びをキレイにして見た目印象もアップ

せっかく白く美しい歯を手に入れても、歯並びがガタガタになってはもったいないですよ!

前歯の隙間や出っ歯、1本だけ向きが違う歯……気になっていませんか?

歯並びは気になる部分だけでも矯正できますよ

キレイライン矯正なら、ワイヤーを使わずに透明のマウスピースを装着して、友だちや同僚にほとんどバレることなく治療できます。

しかも、この透明のマウスピースの中にホワイトニング剤を入れれば、歯科矯正しながらホワイトニングもできるんです!

キレイラン矯正のホワイトニング剤

前歯を中心に矯正できるキレイライン矯正の治療費用には、ホームホワイトニング用のホワイトニング剤が1本以上含まれます(※)

※年齢によってはホワイトニング剤のお渡しを控えさせていただく可能性があります。
※16歳未満の方へのホワイトニングは推奨しておりません。
※アタッチメント(追加治療)との併用はできません。ホワイトニング剤の使用タイミングは歯科医師までご相談ください。 

ホワイトニングに興味を持ったら、歯並びも一緒に整えて、Wでキレイをめざしてみませんか?

キレイライン矯正については、こちらでくわしく解説しています。

オフィスとホームの合わせ技デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングとは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせたホワイトニングのことです。

費用はかかりますが、即効性があるうえに、効果も長続きしますよ!

メリットデメリット
施術後すぐに効果を実感しやすい
白い歯を長期間維持しやすい
費用が高い
薬剤によってしみることがある

効果

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併行するので、オフィスホワイトニングだけより高い効果を期待でき、7~9段階アップも夢ではありません

※効果が出始めるタイミングには個人差があります。

施術方法

歯科クリニックでの施術と自宅でのホワイトニングを併用しておこないます。

ホームホワイトニングは基本的に毎日ですが、オフィスホワイトニングは歯科医師の指示通りに定期的に通います。

1. 問診票記入・カウンセリング
2.  口内チェック・シェード(歯の色)の確認

3. 歯のクリーニング
4. マウスピース製作

5. 再来院(マウスピースのフィッティング・薬剤とマウスピースの受け取り)

6. 自宅でホワイトニング

7. 定期的にオフィスホワイトニングでメンテナンス

ホームホワイトニングは1回1~2時間程度、オフィスホワイトニングは1回30分〜1時間半程かかります。

やや時間も手間もかかりますが、そのぶん高い効果を期待できます。

費用の相場

オフィスホワイトニングの料金とホームホワイトニングの料金がかかるので、費用も高めです。

オフィスホワイトニング1回分+ホームホワイトニング10回分の場合、3万円〜10万円程度が相場と考えられます。(※料金自社調べ)

施術頻度と目安の期間

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを並行しておこなうので、定期的に通院する必要があります。

オフィスホワイトニングの施術頻度は、最初は2~4週間に1回程度です。これを複数回繰り返し、満足できる白さになったら、1~3ヶ月に1回の頻度で通います

ホームホワイトニングは基本的には毎日自宅でおこなうものなので、薬剤がなくなったらクリニックで受け取る、という形になります。

これを繰り返すことで、ホワイトニング効果は1~2年程度維持できます。

サロンで自分の手で行うセルフホワイトニング

サロンのホワイトニングは、歯科医師や歯科衛生士などの有資格者がいないため、自分でおこなうシステムです。そのため、セルフホワイトニングとも呼ばれています。

レクチャーを受けられるので、ホワイトニングが初めての方には、市販のものを自分で使うよりはやりやすいかもしれません。

メリットデメリット
歯科クリニックに通うより低コスト
薬剤がしみにくい
本来の歯の色より白くできない
持続期間が短い

効果

着色汚れを取り除くだけなので、本来の歯の色より白くすることはできません

施術方法

歯の表面の汚れを吸着する薬剤を塗布してからLEDライトを照射します。

初めての方はカウンセリングを受けるので、次のようなステップで進みます。

1.  カウンセリングで手順の説明を受ける

2. 歯みがきで汚れを落とす
3. ホワイトニング薬剤の塗布とLEDライト照射
4. 歯みがきをして薬剤や汚れを落とす

カウンセリングがある初回は45分〜1時間程度、2回目以降の方は30分程度かかります。

費用の相場

使用する薬剤にもよりますが、1回あたり3千円〜5千円程度が相場です。

施術頻度と目安の期間

ホワイトニング効果の持続期間はオフィスホワイトニングやホームホワイトニングと比べて短く、白さを維持できるのは1〜2ヶ月程度です。

着色汚れのない歯の色を維持するには、1~2ヶ月に1回程度の頻度で施術するのが理想です。

歯科クリニックで定期的な歯のクリーニング

サロンや市販のホワイトニングは、歯の表面の着色汚れを落としてきれいにするものです。

もとの歯の色より白くしたい!というのでなければ、歯科クリニックのクリーニングでも着色汚れを落とすことができますよ

歯科衛生士によるクリーニングなら、こんな汚れを落とせます。

  • コーヒーや紅茶などによる着色汚れ
  • 歯石
  • 歯垢
  • 食べかす
  • タバコのヤニ

より美しい歯のために、たまには歯科クリニックで歯のクリーニングをしてもらってみませんか?

こんな方法も

一般的なホワイトニングとは異なりますが、「インターナル・ブリーチ」というホワイトニングもあります。

こちらは神経がない歯を白くするための施術で、歯の中に漂白剤を入れて白くします。神経がある歯にはできません。

歯科クリニックでのみ施術可能な方法なので、神経がない歯を白くした方は、取り扱いがある歯科クリニックにご相談ください。

ホームケアで歯の黄ばみは落とせる?歯を白くする方法

白い歯をめざしたいなら、毎日の歯みがきも大切です。歯垢や食べかすなどを落とすだけでなく、ホワイトニング効果もある歯磨き粉や歯磨きジェルもありますよ。

いま市販キットなどでホワイトニングをしている方も、これからホワイトニングをしたい方も、歯みがきにはホワイトニング用歯磨き粉・ジェルを使ってみませんか?

歯磨き粉やジェルはドラッグストアやスーパーなどで市販されているものもありますが、歯科クリニックでも購入可能です。

ホワイトニング歯磨き粉やジェルを選ぶときは、次の点に注目してみましょう。

歯の着色汚れを落とす成分が配合されているか

歯の着色汚れを落とす成分には、2つの種類があります

ひとつは「歯の表面に付着した汚れや着色を落としてくれる働き」をもつ成分。

  • ポリリン酸ナトリウム(ポリリン酸Na)
  • 短鎖ポリリン酸(EXポリリン酸)
  • PEG(ポリエチレングリコール)
  • PVP(ポリビニルピロリドン)

もうひとつは「歯の表面にある目に見えない傷を埋め、歯の表面を整え、歯垢や着色を防ぐ働き」をもつ成分です。

  • ハイドロキシアパタイト
  • メタリン酸ナトリウム

清掃剤が配合されているか

清掃剤とは、「歯の表面を傷つけずに、歯垢や着色物などの汚れを落とす成分」のことです。「研磨剤」として表示されていることもあります。

清掃剤には次のような成分があります。

  • 無水ケイ酸(スクラブシリカ)
  • 軽質無水ケイ酸
  • リン酸水素カルシウム
  • 水酸化アルミニウム
  • 含水ケイ酸
  • 炭酸カルシウム

ホワイトニングをする人はフッ素入り歯磨き粉に注意

虫歯予防効果で人気のフッ素ですが、じつはホワイトニングをする前にはフッ素が配合された歯磨き粉などは避けたほうが無難です。

なぜなら、フッ素は歯をコーティングする効果がある成分。ホワイトニングの直前にコーティングしてしまうと、ホワイトニングのための成分が浸透しにくくなってしまうおそれがあるからです。

ホワイトニングの効果をじゅうぶんに得るためにも、施術直前にはフッ素入り歯磨き粉などは使わないようにしましょう。

なお、ホワイトニングの施術後はフッ素でのコーティングはまったく問題ありません。虫歯予防の点からも、フッ素の使用は推奨されています。

やってはいけない自己流ホワイトニング

自己流ホワイトニングの方法として、さまざまなホワイトニングアイテムが市販されていますが、おすすめできないケア方法もあります。

熟練した技術が必要だったり、かえって歯を傷めてたりしてしまうことがあるので、このような自己流ホワイトニングには注意しましょう。

歯のマニキュア

即効性があるうえに安価なので手軽にできますが、薬剤をきれいに塗るのはかなり難しいようです。慣れない人が塗るとムラができてきれいに仕上がらないこともあります。

また、効果はあくまでも一時的なものです。食事や歯みがきをすると落ちてしまうので、歯そのものを白くすることはできません。

歯の消しゴム

軽くこするだけで汚れが落ちるので、簡単に白くなれそうに見えるかもしれませんが、実は歯を削って着色汚れを落とすアイテムです。

歯の表面が傷ついてしまい、さらに着色しやすくなってしまう可能性もあります。また、エナメル質が削られると知覚過敏になってしまう危険性もあるのでおすすめできません。

重曹や研磨剤の粗い歯磨き粉

重曹も粗い研磨剤も、歯を削って汚れを落とすものです。一見白くなったように見えても、じつはエナメル質が削られているだけ、ということもあるので要注意です。

また、重曹はアルカリ性なので、口の中をアルカリ性にしてしまう可能性が考えられます。アルカリ性になると歯石が付きやすくなってしまうので、使わないほうがいいでしょう。

歯のホワイトニングに関する【FAQ】

初めてホワイトニングをする方は知りたいことがたくさんありますよね。ここでは、よくある質問について回答していきます。

ホームホワイトニングは、毎日やった方が早く白くなる?

A. 希望の白さに近づけるには毎日の使用がおすすめですが、オフィスホワイトニングほどの即効性と白さは期待できません。

歯科医師から薬剤を処方してもらうホームホワイトニングは、オフィスホワイトニングより薬剤の濃度が低めです。即効性や白さを希望される場合は、オフィスホワイトニングかデュアルホワイトニングがおすすめです。

ホワイトニング中に痛みが出ました

A. ホワイトニング中の痛みには個人差がありますが、歯や歯ぐきに痛みを感じる方は珍しくありません。

考えられるのは、次のような理由です。

【オフィスホワイトニングの場合】

ホワイトニング成分の過酸化水素によって乾燥している

ライトの熱を痛みとして感じる

【オフィスホワイトニング・ホームホワイトニング共通】

ホワイトニング剤が体質的に合わない

ホワイトニング剤が歯ぐきに付着している

歯にむし歯や傷がある

歯周病にかかっている

歯ぐきが下がって象牙質が露出している

 

たいていは数日程度でおさまりますが、痛みが続くようならかかりつけの歯科医師に相談してください。

虫歯や知覚過敏があってもホワイトニングはできますか?

A. むし歯や知覚過敏があってもホワイトニングは可能ですが、先に治療をすることをおすすめします

なぜなら、むし歯や知覚過敏があると、薬剤が歯にしみて痛みを感じやすくなってしまうからです。

結婚式などでいますぐ歯を白くしたい、という希望がある場合は、まずは歯科医師にご相談ください。

ホワイトニング後にNGな食べ物や飲み物は?

A. ホワイトニングの種類に関わらず、着色しやすい食べ物や飲み物は避けたほうがいいです。

これらはホワイトニング後、24時間程度は控えましょう。

  • 色が濃い調味料
  • 赤ワイン
  • チョコレート
  • コーヒー
  • 紅茶
  • 豆腐
  • トマト

以下のような食品はホワイトニング後でも問題ないので、積極的にメニューに組み入れましょう。

  • パン
  • 牛乳
  • 鶏肉
  • しらす
  • 色が薄いホワイトソースのスパゲティ
  • 色が薄い塩ラーメンやとんこつラーメン
  • 白みその味噌汁

歯のホワイトニングに保険は使える?

A. 審美目的のホワイトニングは自由診療となるので、健康保険は適用されません。全額自己負担です。

自分好みのホワイトニング方法で輝く白い歯をめざそう

歯が白いと、それだけで魅力的に見えますよね。

芸能人やモデルの輝くような白い歯を見て、「ホワイトニングやってみようかな」と思った方は多いのではないでしょうか。

ホワイトニングの方法はさまざまですが、なかには歯を傷めてしまう可能性のあるものも。

こちらで紹介した自己流のNGケアはおすすめできませんが、もともとの歯の色より白くできるタイプと、歯の着色汚れを落として本来の白さに戻すタイプ、どちらも今より白くすることが可能です。

まずはどちらのホワイトニングをしたいのか、メリットとデメリットを考えて選びましょう。

もともとの歯の色より白くできるタイプ
(歯科クリニックへの通院が必要・費用は高め)

  • オフィスホワイトニング
  • ホームホワイトニング
  • デュアルホワイトニング

歯の着色汚れを落として本来の白さに戻すタイプ
(サロンや自宅で自分で施術する・費用は抑えめ)

  • サロンホワイトニング
  • 市販のホワイトニングキット

歯科クリニックでのホワイトニングは理想の白さにできるうえに、歯の健康チェックもできるのがメリットです。

サロンや自宅でするホワイトニングは、コストを抑えられるのがメリット。

どちらも今より白い歯をめざせるので、自分の好みやお財布事情に合わせて選んでくださいね。

※本記事は2023年10月時点での公式情報を元に編集したものです。最新の情報とは異なる可能性がありますので、ご注意ください。

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