キレイライン公式ブログ担当の小田です。
「せっかく歯を白くしても効果がすぐなくなるなら、ホワイトニングをするのはもったいないかな…」
「実際のところどのぐらい効果が持続するんだろう」
ホワイトニングに興味はあるけど、ネットの口コミなどで「すぐに色が元に戻った」「効果が長持ちしなかった」という声を聞いて、不安に感じている方はいませんか?
今回はホワイトニングに関する疑問
- 歯の色が元に戻ることはあるのか
- 効果の持続期間はどのぐらいか
- 後戻りしないためにできること
などをわかりやすく解説していきます。
ホワイトニング効果は永久には続かない!まずは歯の色が戻る理由をチェック!
ホワイトニングの効果は、残念ながら永久に続くものではありません。
ホワイトニングによって白くなった歯は、いくつかの理由によって、徐々に後戻りしてしまう可能性があります。
まずは「歯の色が戻る理由」をくわしく紹介します。
ホワイトニングで変化した歯面の構造が元に戻ってしまうため
ホワイトニングで歯が白く見える理由の1つに「マスキング効果」というものがあります。
通常、歯の表面の「エナメル質」の構造は角状なのですが、それをホワイトニングにより球状に変えることで、光の乱反射を発生させます。
エナメル質が曇りガラスのようになり、歯を白く見せる効果が期待できます。
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なぜエナメル質の構造が変わると歯が白く見えるの?
通常、エナメル質の色は半透明のため、エナメル質のさらに奥に存在する象牙質という部分の色が透けて見えています。
象牙質は黄色っぽい色をしているため、象牙質の色が透けて見えることで「歯が黄ばんで見える」と感じるのです。
エナメル質の構造を変えるマスキング効果により、象牙質の色が透けにくくなるため、歯を白く見せられます。
しかし、マスキング効果は永久に続くわけではありません。
ホワイトニングの施術から時間が経つと、エナメル質の構造は徐々に変化し、元の構造に戻ってしまいます。
そのため、ホワイトニングをしても時間が経つと「歯の色が戻った」と感じてしまうというわけです。
着色がしやすい食生活をしていたため
食事の内容によって、歯の色の後戻りを早めてしまうこともあります。
歯のエナメル質の表面は「ペリクル」という唾液が付着することで作られる、タンパク質の薄い膜で覆われています。
歯が着色してしまう理由には、ペリクルにコーヒーや紅茶、赤ワイン、カレーなどの着色の原因となる物質が結合することが挙げられます。
普段からこのような飲食物をよく口にする方は、色の後戻りが起こる可能性が高くなります。
!特にホワイトニング後24時間は要注意!
ホワイトニングをしてから24時間程度は、一時的にペリクルが剥がれてなくなっている状態です。
通常ペリクルは、歯の表面を覆って外の刺激から歯を守る役割をしています。
そのため、ペリクルがないホワイトニング後の歯は、普段よりも着色しやすい状態なので特に注意が必要です。
ただし「ポリリン酸ホワイトニング」の場合は除きます。
ポリリン酸ホワイトニングは、ポリリン酸によって歯の表面をコーティングすることで着色しにくくするホワイトニング。施術後に食事を制限する必要はありません。
ホワイトニングの種類で効果の持続期間が違う?後戻り期間の目安について
ホワイトニングにはいくつかの種類があり、それぞれ効果の持続期間の目安は異なります。
種類別に確認していきましょう。
オフィスホワイトニングの場合
歯科クリニックで施術してもらうホワイトニングを「オフィスホワイトニング」と呼びます。
高濃度の「過酸化水素」と呼ばれる成分が配合された薬剤に専用のライトを当て、薬剤の効果を促進させることで、歯の色素を分解し、漂白することができます。
オフィスホワイトニングは早く効果を実感しやすいですが、効果の持続期間は3ヶ月〜6ヶ月程度と短めです。
ホームホワイトニングの場合
歯科医師の指導のもと、自宅で行うホワイトニングが「ホームホワイトニング」です。
市販されていない「過酸化尿素」を主成分とした薬剤をマウスピースに塗布して装着することで、ホワイトニングを行います。
効果を感じられるまでに時間がかかりますが、ホワイトニングの効果が持続しやすく、持続期間は6ヶ月〜1年程度とオフィスホワイトニングに比べると長めです。
デュアルホワイトニングの場合
デュアルホワイトニングとは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの両方を同時に行う方法です。
オフィスホワイトニングの即効性、ホームホワイトニングの持続性の両方をいいとこどりした方法といえます。
持続期間の目安は、ホームホワイトニング単独で治療した場合よりも長めの1〜2年程度です。
ホワイトニング後の後戻りを防ぎたい方へ!今すぐ取り入れたい5つの方法
ホワイトニングの効果は残念ながら永久的ではなく、色の後戻りが起こってしまいます。
しかし、以下のようなポイントに気をつけることで、白くなった歯をなるべく長く保つことができますよ。
1つずつくわしく解説します。
①着色しやすい飲食物をなるべく控える
着色しやすい飲食物を口にする機会が多いと、後戻りのスピードが早くなってしまうリスクが高まります。
以下のような色の濃い飲食物はなるべく控えるようにしましょう。
- カレー
- ケチャップ
- 醤油
- キムチ
- コーヒー
- 紅茶
- 赤ワイン
着色がしにくい「ポリリン酸ホワイトニング」以外のホワイトニングでは、施術後24時間は特に歯が着色しやすい状態となっているため、上であげたような飲食物には注意が必要です。
②禁煙する or タバコの本数を減らす
タバコを吸う習慣があると歯の表面にヤニがつき、歯の変色を引き起こしやすいです。
喫煙をされる方でもホワイトニングをすることは可能ですが、早期に後戻りするリスクが高まります。
タバコには、歯が変色するという影響以外にも、歯周病や口臭の原因になるなど身体へのさまざまなリスクが考えられます。
ホワイトニングをきっかけに喫煙習慣を見直してみてもいいかもしれませんね。
③着色しにくいセルフケアを心がける
コーヒーやカレーなどの着色しやすい飲食物を口にした場合でも、食事後すぐに歯みがきをするなど丁寧にセルフケアできれば、色素の沈着を軽減することができます。
外食時など、すぐに歯みがきができないというシーンもあると思います。
その際は水で口をゆすぐだけでも、着色の原因となる色素をある程度は流せます。
長時間、歯の表面に色素を残さないように心がけてみてください。
point!
使用する歯磨き粉は「着色汚れを除去する効果が高い」ものを選ぶのがおすすめ。
例えば「ポリエチレングリコール(PEG)」と呼ばれる成分は、ヤニやコーヒーなどの着色汚れを落とす効果が期待でき、「ハイドロキシアパタイト」は歯の表面の汚れを落とす効果が高いといわれている成分です。
このような成分が配合された歯磨き粉を選ぶことで、効率よく着色予防ができ、後戻り防止にもつながります。
④歯科医院でのクリーニングを受ける
ホワイトニング後のケアを毎日頑張っていても「あれ?歯が黄色くなってきたかも」と感じる場合、歯科医院でのクリーニングを受けてみるという方法もおすすめです。
口の中には歯みがきだけでは落としきれない汚れが残っていることがあります。
クリーニングには、ホワイトニングのように歯の色自体を白くする効果はありませんが、専用の機械を使って歯の表面についた着色を除去することで、本来の自然な歯の白さへと導くことができます。
定期的にプロのクリーニングを受けることで、着色を取り除く効果以外にも、お口の中を清潔に保つこともできるので、むし歯や歯周病などのリスクも軽減できます。
⑤定期的にホワイトニングをする
ホワイトニングの効果は永久的ではないため、定期的にホワイトニングをすることで、白さを持続しやすくなります。
頻度の目安は、ホワイトニングの種類ごとの持続期間に合わせて行うのがいいでしょう。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングの効果の持続期間は3〜6ヶ月が目安なので、それに合わせて3〜6ヶ月程度経過したら再度ホワイトニングをすると白さをキープしやすくなります。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、オフィスホワイトニングよりも長い6ヶ月〜1年程度が効果の持続期間。
6ヶ月〜1年経過した時点でホワイトニングをするのがおすすめです。
ホワイトニング後の後戻り対策できれいな白い歯をキープしよう!
ホワイトニング効果は永久に続くものではありません。
しかし、ホワイトニング後の歯の白さをなるべく長く保つために、できることがいくつかあるんです。
- 着色しやすい飲食物に気をつける
- 丁寧なセルフケアを心がける
など毎日の生活の中でほんの少し気をつけることで、効果を長持ちさせることができます。
後戻りに対して不安があり、なかなかホワイトニングに踏み出せないという方でもぜひ今回ご紹介した方法を取り入れて、ホワイトニングにチャレンジしてみてください。
しかし、美しく白い歯を手に入れても、歯並びがガタガタだと「せっかくなら歯並びも治したい…」と感じる方もいるかもしれません。
マウスピース矯正のキレイラインでは、ホワイトニングと歯列矯正を同時に行うことができます!
キレイラインを初めてご契約いただいた方にお渡ししている「初回セット」には、歯列矯正中にあると便利なマウスピースケースや洗浄剤のほか、2,000円相当のホワイトニング剤が1本含まれています。
※アタッチメント(追加治療)との併用はできません。ホワイトニング剤の使用タイミングは歯科医師までご相談ください。
※16歳未満の方へのホワイトニングは推奨しておりません。そのため、年齢によってはホワイトニング剤のお渡しを控えさせていただく可能性があります。
歯列矯正に使うマウスピースでホワイトニングができるので、美しい白い歯と歯並びの改善の両方をめざすことができますよ。
気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
※本記事は2024年4月時点での公式情報を元に編集したものです。最新の情報とは異なる可能性がありますので、ご注意ください。
※保険適用外の自由診療となります。
※掲載している料金はすべて税込み価格です。