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マウスピース矯正中に虫歯になったらどうする?対処法と虫歯予防策を解説

マウスピース矯正中に虫歯になったらどうする?対処法と虫歯予防策を解説

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キレイライン公式ブログ担当の小田です。

マウスピース矯正を始めたくても、虫歯があるとどっちの治療が先と悩みませんか

それに、マウスピース矯正を始めてから虫歯になったらどうしたらいいのかも気になるところですよね。

今回は、

  • マウスピース矯正中は虫歯ができやすい
  • マウスピース矯正を始めてから虫歯になった場合の対処法
  • マウスピース矯正と虫歯、どっちの治療が先
  • マウスピース矯正中に虫歯にならないためのポイント

についてわかりやすく解説していきます。

これからマウスピース矯正を始めたい方も、すでにマウスピース矯正中の方も、この記事を読めば虫歯治療のタイミングや対策方法がわかりますよ

マウスピース矯正中は虫歯ができやすい?

マウスピース矯正中は一日の多くの時間をマウスピースを装着したまま過ごす(※)ことになります。

※マウスピースの装着時間はブランドによって異なります。キレイライン矯正のマウスピースは1日20時間以上の装着が必要です。

「ずっとマウスピースを装着していたら、虫歯ができてしまった」

という話を見聞きすることがありますが、本当にマウスピース矯正中は虫歯ができやすいのでしょうか

まずはマウスピース矯正と虫歯の関係について見てみましょう。

ほかの矯正方法と比べて虫歯ができにくい

ワイヤー矯正・裏側矯正・マウスピース矯正

マウスピース矯正のマウスピースは自分でマウスピースを着け外しできます。(※)

※マウスピースの装着時間はブランドによって異なります。キレイライン矯正のマウスピースは1日20時間以上の装着が必要です。

矯正装置を外すことで歯ブラシが引っかかる心配もいので、治療前と同じように歯みがきができますよ

また、食後の歯みがきのタイミングでマウスピースも洗っておけば、口腔内の清潔な状態を維持しやすくなります。

ワイヤー矯正のように着け外しができない矯正装置を装着する治療と比べると、マウスピース矯正は歯みがきがしやすく、虫歯を防ぎやすい治療ということがいえるんですよ。

ただし虫歯リスク0ではないので要注意

マウスピース矯正は歯みがきがしやすいからといって、安易に「着け外しができるから虫歯のリスクがない」と考えてしまうのはNGです。

マウスピースを正しく使わなければ、虫歯ができるリスクはあります。

マウスピース矯正中は次の2つの点に注意しましょう。

虫歯リスクとなる理由①

唾液には、抗菌作用や自浄作用などの虫歯予防に役立つ働きがあります。

ところがマウスピース矯正では、ブランドによって装着時間は異なるものの、1日におおよそ17~22時間程度マウスピースを装着することになります。

長時間マウスピースが歯を覆うため、歯が唾液に触れる時間が短くなり、虫歯予防の効果を得にくくなってしまうのです。

虫歯リスクとなる理由②

食後の歯みがきは虫歯予防に非常に大切です。

適切に口内の清潔を保てればいいのですが、もし歯みがきをしないままマウスピースを再装着してしまうと、歯とマウスピースの間に食べかすが溜まり、口内環境の悪化から虫歯になるリスクが高まってしまいます

マウスピース矯正中は歯みがきやマウスピースの洗浄といった、自己管理も重要です。

マウスピース矯正中に虫歯になったらどうする?

マウスピース矯正を始める前には虫歯がなくても、治療開始後に虫歯ができてしまったり、それまで見えていなかった部分に虫歯が発見されたりすることもあります。

そのような場合、マウスピース矯正を優先するのか、虫歯治療を優先するのか悩むかもしれませんが、どのタイミングで虫歯の治療をするかは、虫歯の状態や進行具合によって変わります。

初期の場合

虫歯の進行具合がまだ初期であれば、マウスピース矯正と並行して虫歯治療ができることもあります。

マウスピース矯正

進行している場合

虫歯が進行しており、抜歯や歯を削るなどの治療が必要な場合は、マウスピース矯正を一旦中断して虫歯治療を優先することが考えられます。

なぜなら、虫歯治療のために抜歯をしたり歯を削ったりすると、歯の形や咬み合わせが変化して、マウスピースを作り直す必要性が出てくる可能性があるからです。

もしマウスピース矯正中に少しでも違和感や普段と違う痛みを感じたら、虫歯が初期のうちに治療をするためにも、早めに歯科医師に相談しましょう。

虫歯はマウスピース矯正をはじめる前に治療すべき?

これからマウスピース矯正を始めたい方で、虫歯がある場合や、初回検診で虫歯が見つかった場合などは、どのタイミングで治療をしたらいいのか悩むかもしれません。

虫歯の状態や症状によっても対処法は異なるので、どのようなケースが考えられるのか、くわしく解説していきます。

歯列矯正よりも虫歯治療を優先しよう

虫歯がごく初期の治療を必要としない程度のものであれば、虫歯が進行しないことを期待してマウスピース矯正を始めることも可能です。

しかし基本的には、虫歯がある場合はマウスピース矯正より虫歯治療が優先となります。

マウスピース矯正を始める前に虫歯があることがわかっている場合や、虫歯になっている可能性がある歯がある場合は、治療前のカウンセリングで相談するとよいでしょう。

虫歯治療とマウスピース矯正は同時進行でできないの?

キレイラン矯正のマウスピース

せっかくマウスピース矯正を決意したなら、少しでも早く矯正歯科治療を始めたいですよね。

虫歯があってもマウスピース矯正をしながら虫歯治療をすればいいのではと思うかもしれませんが、ある程度進行した虫歯はマウスピース矯正より先に治療をする必要があります。

そもそも、マウスピース矯正は、患者様ひとりひとりの歯型を採取し、歯並びに合ったマウスピースをオーダーメイドで製作し装着する治療法。

矯正治療を開始したあとに虫歯を削って詰め物をしたり抜歯をしたりすると、歯の形や歯並びが変わってしまうため、製作したマウスピースが合わなくなってしまう可能性があるのです。

するとまたマウスピースを作り直し、新たな治療計画を立てることになるため、余分な時間や費用がかかってしまうことが考えられます。

マウスピース矯正前に虫歯が見つかったら、まずは虫歯治療を優先し、お口の中が清潔になった状態で治療計画を立て、マウスピースを製作してもらうことが大切です。

なお、どの程度進行した虫歯なら治療せずにマウスピース矯正を始められるかは、虫歯の状態や歯科医師の判断によります

心配な方は、治療前の初回検診で相談してくださいね。

マウスピース矯正中に虫歯を作らないためにできる5つのこと

マウスピース矯正を始めたあとに虫歯ができた場合でも、虫歯の進行具合に応じて歯科医師が適切に対応してくれます。

しかし、最初の治療計画通りに治療を進めて、少しでも早く理想の歯並びをめざすには、マウスピース矯正中に虫歯ができるのは避けたいですよね。

ここでは、日常的に意識してできるマウスピース矯正中の虫歯予防の方法を5つ紹介します。

  1. 食事や間食時には必ずマウスピースを外す
  2. 酸性・糖分の多い食べ物や飲み物は控える
  3. 小まめに水を飲む
  4. 食後には歯磨きをしてからマウスピースを装着する
  5. マウスピースのお手入れを怠らない

1.食事や間食時には必ずマウスピースを外す

マウスピース矯正のマウスピースは、食事や間食のときには外すのがお約束です。

もしマウスピースをつけたまま食事や間食をしてしまうと、マウスピースを傷つけてしまうばかりか、マウスピースと歯の間に食べかすが挟まったままになり、虫歯や口臭の原因となってしまうおそれがあります。

「ほんの一口だけだから」「ちょっと味見だけ」

というときでも、虫歯のリスクを減らすために、かならずマウスピースを外しましょう。

2.酸性・糖分の多い食べ物や飲み物は控える

歯の表面は硬いエナメル質で覆われていますが、このエナメル質の弱点がです。

「酸」は私たちの身近な食べ物や飲み物に含まれており、代表的なものが、炭酸飲料や梅酒、黒酢、スポーツ飲料、かんきつ類など。

これらの酸性の強い食べ物や飲み物を摂取すると、エナメル質が溶けやすくなってしまい、虫歯の原因になるリスクが高まってしまいます。

また、「酸」は糖分からも作りだされます。

砂糖を摂取すると、口内で細菌によってブドウ糖と果糖に分解されますが、このうちの果糖は「酸」を作り出す働きがあります。

歯のエナメル質を守るためにも、酸性のものや糖分の多い食べ物・飲み物はできるだけ控えるようにしましょう。

3.小まめに水を飲む

マウスピース矯正のマウスピースは、ブランドによって装着時間が異なるものの、おおよそ1日に17~22時間程度の装着が必要です。

歯は1日のほとんどの時間をマウスピースに覆われていることになるため、唾液に触れる機会が少なくなり、さらに口の中全体に唾液が行き渡りにくくなります。

口の中が乾燥していると、唾液が持つ殺菌・抗菌作用や自浄作用といった虫歯予防に大切な効果を得にくくなってしまうため、虫歯の原因菌が繁殖しやすい環境を作り出してしまうのです。

口内の乾燥を防ぎ、唾液の分泌を促すためにも、小まめに水を飲むことが大切。

マウスピースは飲食時に外すのが基本ですが、糖分を含まない水や無糖炭酸水なら、マウスピースを装着したまま飲むことができますよ。

マウスピース矯正を始めたら、いつも以上に水分摂取を心がけてくださいね。

4.食後には歯磨きをしてからマウスピースを装着する

せっかく食事や間食時にマウスピースを外していても、食べ終わったあとに歯みがきをせずにマウスピースを再装着するのは虫歯リスクが上がります。

歯や歯ぐきに付着した食べかすがマウスピースと歯の間に挟まって細菌が繁殖し、虫歯の原因となってしまう可能性が高まるんですよ。

食事や間食の後には、毎回歯みがき・うがいをして、口の中の食べかすを取り除くようにしましょう。

デンタルフロスや歯間ブラシなども活用しよう

より丁寧にお口の中の汚れを落とすには、歯ブラシと併用してデンタルフロスを活用するのもおすすめです

歯ブラシだけでブラッシングをした場合、歯垢は61%しか取り除けませんが、歯ブラシ+デンタルフロスでは79%の除去率、歯ブラシ+歯間ブラシではなんと85%まで除去できたというデータもあるんですよ。

※歯間ブラシの歯間部のプラーク除去効果(日歯保存誌、48、272(2005年))

歯ブラシでは届きにくい隙間や歯の側面の汚れも、デンタルフロスや歯間ブラシを使うと効率的にお口の清掃ができます。

虫歯や口臭を防ぐためにも、ぜひこれらも使ってみてくださいね。

5.マウスピースのお手入れを怠らない

マウスピースは1日のほとんどの時間(※)を装着して過ごすものです。

※マウスピースの装着時間はブランドによって異なります。キレイライン矯正のマウスピースは1日20時間以上の装着が必要です。

普段から歯みがきをしっかりしていても、時間とともにマウスピースが汚れてしまうのは避けられません。

雑菌や汚れがついたままのマウスピースを装着すると、口内環境が悪化して虫歯の原因となることもあるんですよ。

マウスピース矯正を始めたら、毎食後の歯みがきに加えて、毎日マウスピースを洗って清潔を保つことも大切です。

マウスピースの洗浄というと、「難しそう」「特別な道具が必要なのではと思うかもしれませんが、水やぬるま湯で洗ったり、汚れが気になったときに歯みがき粉をつけずに歯ブラシでやさしくブラッシングしたりするだけでも大丈夫ですよ。

くわしいマウスピースの洗浄方法については、こちらで紹介しているのでぜひ読んでみてくださいね

気になる虫歯はマウスピース矯正前に治療が必要か歯科医師に相談を

虫歯があると、マウスピース矯正ができるのかどうか悩みますよね。

結論からいうと、虫歯があってもマウスピース矯正は可能です

ただし、マウスピース矯正前に虫歯があることがわかっている場合は、基本的にはマウスピース矯正より虫歯治療が優先となります。

歯科用ユニット

歯を削ったり抜歯をしたりすると、歯の形や歯並びが変わってマウスピースの作り直しが必要となるケースもあるので、最初に虫歯治療を終わらせておけば、マウスピース矯正もスムーズに進めやすくなりますよ。

また、「マウスピース矯正を始めてから虫歯ができてしまった」という話も見聞きしますが、マウスピース矯正は本来、マウスピースを外して歯みがきができるため、ワイヤー矯正と比べて口内の清潔を保ちやすく、虫歯になりにくい矯正方法です。

ただし、マウスピース矯正中は殺菌作用や自浄作用がある唾液が循環しにくくなるという点と、普段の歯みがきに加えてマウスピースの洗浄などの自己管理が必要という点は意識しておきたいところです。

虫歯ができてしまった場合は

もしマウスピース矯正中に虫歯ができてしまった場合は、虫歯の状態や進行具合を診て歯科医師が治療のタイミングを判断します。

ごく初期であれば虫歯治療をしなくてもマウスピース矯正を進められる場合もありますが、症状が進行してしまうと、マウスピース矯正をいったん中断して虫歯治療を優先させることになります。

カレンダー

せっかくマウスピース矯正を始めるなら、治療計画通りにスムーズに進めたいですよね。

マウスピース矯正中に虫歯を作らないためは、日常生活の中で次の点に注意してください。

現在虫歯がある方も、将来の虫歯が心配な方も、マウスピース矯正は可能です。

まずはお口の状態をチェックするためにも、キレイライン矯正の初回検診を受けてみませんか

案内する歯科衛生士

※本記事は2023年10月時点での公式情報を元に編集したものです。最新の情報とは異なる可能性がありますので、ご注意ください。

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・保険適用外の自由診療となります。
・1日20時間以上のマウスピース装着が必要です。使用状況は、歯の移動量や効果に影響します。
・キレイライン矯正では、距離0.05ミリ単位、角度0.5度単位でマウスピースを調整し、理想の歯並びに近付けるよう、綿密に治療計画を立てています。ただし実際の歯の動きには個人差があるため、必ずしも想定した通りに歯が動くという訳ではございません。
・キレイライン矯正に限らず全ての歯科矯正に共通することですが、効果や感じ方、また歯がどのくらい動くかについては個人差があり、どの矯正方法を選んだ場合でも、満足のいく治療結果が得られない可能性がございます。キレイライン矯正では、提携院ご協力の下、皆さまが理想の歯並びに近付けるよう、全力でサポートいたします。

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