キレイライン公式ブログ担当の小田です。
すきっ歯があると人目が気になりますよね。
笑うときについ手で口元を隠すのが習慣になっていたり、食事中に食べかすが挟まるのが気になってしまったり…という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんなあなたのすきっ歯を埋める代表的な方法を4つ紹介!
いずれもメリット・デメリットがあるので、特徴や費用、治療期間などを比較検討したうえで選んでくださいね。
この記事を読めば、あなたに合った治療法がわかりますよ!
前歯などに隙間がある「すきっ歯」とは?
歯と歯の間に隙間がある「すきっ歯」。
得に前歯の隙間は目立ちやすいため気になりますよね。
あなたも「家族にすきっ歯はいないのにどうして私だけ?」「すきっ歯は治さないといけないものなの?」と悩んでいるのではないでしょうか。
まずはすきっ歯になってしまう原因と、すきっ歯を放置するリスクを解説します。
なぜ歯に隙間ができる?すきっ歯の原因
すきっ歯になる原因には、先天的なもの(生まれつき)から後天的なもの(生活習慣などによる)までさまざまなものがあります。
いずれのケースも、歯科クリニックで隙間を埋めることが可能です。
すきっ歯が気になったら、まずは歯科医師に相談しましょう。
すきっ歯を放置するとどうなる?
すきっ歯を放置していると、お口の健康や日常生活に悪い影響を与えてしまうリスクがあります。
見た目に自信が持てない
すきっ歯によって、見た目にコンプレックスを抱えてしまう方は多いかもしれません。
手やマスクで口元を隠すのが習慣になってしまうケースもみられます。
むし歯や歯周病になりやすい
歯と歯の間にあるちょっとした隙間には歯ブラシが届きにくく、広すぎる隙間だとデンタルフロスなどでも汚れが取りにくいため、食べかすなどが蓄積しやすく、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
滑舌が悪くなる
歯の隙間から空気が漏れてしまうため、発音のしにくさを感じたり、滑舌が悪くなったりして、会話をすることが苦痛になる場合があります。
咀嚼(そしゃく)が不自然になる
噛み合わせが悪いと、食べ物を噛むときに顎に負担がかかります。そのため、筋肉が緊張して顎や肩などに痛みを引き起こすことがあります。
不正な歯並びが気になる場合は、放置せず、歯科医師に相談したほうがよいでしょう。
すきっ歯を埋めるための治療法と特徴
すきっ歯を埋めるには、主に4つの治療法があります。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、特徴や違いを理解し、自分に合った治療法を選ぶようにしましょう。
- ダイレクトボンディングで埋める(ダイレクトボンディング法)
- ラミネートベニアで埋める(ラミネートベニア法)
- セラミッククラウンで埋める(セラミッククラウン法)
- マウスピース矯正で歯の隙間を改善する(歯列矯正)
1.ダイレクトボンディングで埋める(ダイレクトボンディング法)
歯の表面に、レジンというプラスチック樹脂を盛り付けて隙間を埋める方法です。
型取りや歯を大きく削る処置が必要ないので、1回の治療で終了できるケースも多くあります。
使用するレジンには主に「コンポジットレジン」と「ハイブリッドレジン」がありますが、虫歯などの治療でもよく使われるコンポジットレジンは、色や形の調整がしやすい材料です。
しかし経年劣化しやすく、時間とともに変色や強度の低下が起こりやすいのが弱点です。
一方のハイブリッドレジンは、コンポジットレジンより劣化しにくい材料です。
患者様の歯の色や形に合わせてより自然な見た目に仕上げることが可能で、耐久性と審美性の両方を兼ね備えています。
気になる方は、どのような素材を使用するかも歯科医師に確認しておくとよいでしょう。
ダイレクトボンディングのメリット・デメリット
ダイレクトボンディングのメリットとデメリットをまとめると次のようになります。
◎ ダイレクトボンディングのメリット
- 前歯の隙間を埋める方法としては比較的安価
- 治療が1回で終わることが多い
- 歯をほとんど削る必要がない
- 色や形を調整しやすい材料を使うため、自然な仕上がりになる
× ダイレクトボンディングのデメリット
- コンポジットレジンは経年劣化しやすい
- 劣化具合によっては定期的なメンテナンスが必要
ダイレクトボンディングの費用と治療期間の目安は次の通りです。
- 費用の目安:歯1本につき、2~5万円程度
- 治療期間の目安:2~3週間程度
2.ラミネートベニアで埋める(ラミネートベニア法)
歯の表面を薄く削って、セラミックの板を貼る治療法です。
セラミックは耐久性が高く、経年劣化しにくいため、キレイな仕上がりが長続きします。
また、色やデザインを調整しやすいため、すきっ歯の隙間を埋めるだけでなく、理想の歯並びを手に入れることも可能です。
一方で、精密にセラミックの板を製作するために歯の型取りが必要となり、少なくとも施術に2回以上通院することになります。
また、削る量はそれほど多くないものの、歯を削ることに抵抗がある方もいるかもしれません。
ラミネートべニアのメリット・デメリット
ラミネートべニアのメリットとデメリットをまとめると次のようになります。
◎ ラミネートべニアのメリット
- 美しい仕上がりが長続きする
- 変色の心配がない
- 好みの色に調整できる
- 治療期間が短い
× ラミネートべニアのデメリット
- 費用がダイレクトボンディングより高額になりやすい
- 症状によっては適応とならない
- 歯を薄く削る必要がある
ラミネートべニアの費用と治療期間の目安は次の通りです。
- 費用の目安:歯1本につき、2~6万円程度
- 治療期間の目安:2週間~1ヶ月程度
3.セラミッククラウンで埋める(セラミッククラウン法)
歯を大きく削って、セラミックの被せ物をする治療法です。
大きく空いた歯の隙間を埋めたり、むし歯の治療跡がある歯の見た目を整えたりするのに適しています。
ただし、歯を大きく削る治療のため、歯への負担も小さくありません。
また、型取りをしてからクラウン(被せ物)が完成するまで時間がかかるため、仮歯で過ごす期間も発生します。
セラミッククラウンのメリット・デメリット
セラミッククラウンのメリットとデメリットをまとめると次のようになります。
◎ セラミッククラウンのメリット
- 経年劣化しにくい
- 大きなむし歯の治療後でも施術が可能
- 色やデザインの自由度が高い
× セラミッククラウンのデメリット
- 歯を大きく削る必要がある
- 治療終了まで時間がかかる
- 他の方法と比べて治療費が高額な傾向がある
- クラウンが完成するまで仮歯で過ごす期間がある
セラミッククラウンの費用と治療期間の目安は次の通りです。
- 費用の目安:歯1本につき12万円〜
- 治療期間の目安:2~3週間程度
4.マウスピース矯正で歯の隙間を改善する(歯列矯正)
自分の歯を直接動かして隙間を埋める歯列矯正も、すきっ歯を治すひとつの方法です。
一般的に広く行われている歯列矯正はワイヤーを装着するため、見た目を気にする方も多いのですが、マウスピース矯正は透明なマウスピースを装着することで、外見からは矯正中であることが目立ちにくいため、近年人気が高まっている方法です。
すきっ歯を埋めるには、マウスピースで歯列に力をかけ、徐々に歯を動かして隙間を閉じていきます。
強い力をかけると歯にダメージを与えてしまうため、治療終了までには早くても数ヵ月はかかります。
マウスピース矯正のメリット・デメリット
マウスピース矯正のメリットとデメリットをまとめると次のようになります。
◎ マウスピース矯正のメリット
- マウスピースが透明なので見た目が気になりにくい
- 根本的なすきっ歯の改善が期待できる
- すきっ歯以外の歯並びの全体的な治療も可能
× マウスピース矯正のデメリット
- 治療に数ヶ月以上かかる
- マウスピースの自己管理が必要
- 症状によっては適応とならない
マウスピース矯正の費用と治療期間の目安は次の通りです。
- 費用の目安:15万~66万円
- 治療期間の目安:2ヶ月~1年半程度
キレイライン矯正はすきっ歯の改善におすすめなマウスピース矯正
キレイライン矯正は、前歯の歯列矯正に特化したマウスピース矯正。
目立ちやすいすきっ歯の治療にぴったりなんです!
患者様の歯列に合わせて製作されたマウスピースを装着し、目標とするところまで歯が動いたら次のマウスピ―スに交換することを繰り返して、少しずつすきっ歯の隙間を埋めていきます。
他の方法と比べると治療期間は長くかかりますが、自分の歯を活かしたすきっ歯の根本的な治療ができますよ。
また、歯列矯正というと高額な治療費をイメージする方が多いかもしれませんが、キレイライン矯正は治療5回(マウスピース5枚)のコース払いなら、19.8万円(税込)とリーズナブルな価格設定で提供しています。
周りに気づかれにくいすきっ歯治療を検討している方は、お気軽にキレイライン矯正の初回検診でご相談くださいね。
※治療回数やコースは、初回検診時に歯科医師とご相談ください。
※患者様の症状により、キレイライン以外の追加治療として片顎22,000円の拡大床の併用やIPR、アタッチメントを歯科医師から推奨される場合があります。
※追加治療(拡大床、IPR、アタッチメントなど)には別途料金がかかります。これらはキレイライン矯正の一環ではなく、患者様のご要望や症状により歯科医師の判断のもと行われる「クリニックによる追加治療」です。詳細は、提携クリニックに直接ご確認ください。
※リテーナーは症状等により22,000~66,000円の別途費用がかかります。詳しくは提携クリニックにお問い合わせください。
※上記に記載している費用以外に、初回検診料3,300円、および来院1回につき3,300円程度の再診料が別途発生します。金額は提携クリニックにより異なる場合もありますので、予約画面または通われるクリニックにご確認ください。
どの方法が自分に合う?治療方法を選ぶポイント
すきっ歯を埋めるための治療法は、主に4種類あります。
いずれにもメリットとデメリットがあるため、「どれがいいのかわからない」と思った方も多いかもしれません。
あなたに合った治療法を選ぶには、次の3つのポイントに絞ってチェックしてみましょう。
なりたい歯並びや審美性
見た目の仕上がりは非常に重要な要素。
すきっ歯をどのように埋めるかは、隙間の大きさや希望する仕上がりなどによって選びましょう。
たとえばマウスピース矯正のような歯列矯正なら、自分の歯をそのまま移動するので天然の歯の色を維持でき、すきっ歯以外の歯並びも治療可能です。
一方、他の方法では、使用する材料によって見た目の仕上がりも異なります。
歯科クリニックで材料のサンプルなどを見せてもらって、比較するのもよいでしょう
希望する治療期間
治療期間は治療法によって大きく異なり、ダイレクトボンディングのように最短1回で終了できる方法もあれば、マウスピース矯正のように数ヵ月以上かかる治療もあります。
「いつまでに治療を終わらせたいか」も考えて歯科クリニックに相談しましょう。
治療費用
マウスピース矯正以外は、治療する歯1本あたりいくら、という設定のところがほとんどです。
前歯のすきっ歯を埋めるには、隙間の両側2本が治療対象となることも多いため、総額でいくらかかるかで比較検討するとよいでしょう。
また、経年劣化による定期的なメンテナンスが必要な場合は、将来的な治療費が発生する可能性も見ておきたいポイントです。
【治療方法別】目安の治療費用と期間
すきっ歯を埋める方法ごとの特徴や費用、治療期間、メリット・デメリットを表にまとめてみました。
比較検討するときの参考にしてくださいね。
注意!歯周病や虫歯が原因の場合はすぐに治療できない可能性も
中には、歯周病やむし歯が原因となってすきっ歯になっているケースもあります。
歯周病やむし歯は、症状が進むと歯が抜けてしまう病気です。
歯が欠損すると、その隙間に歯列が広がってしまうため、すきっ歯になりやすいのです。
また、歯周病やむし歯は、歯ぐきに炎症を起こしたり、出血したり、歯ぐきが下がってしまったりといったさまざまな口腔内の異常を引き起こすこともあります。
症状によっては、すきっ歯の治療を始める前にこれらの治療を優先させる必要があるため、自覚症状がなくても、歯周病・むし歯などの不安がある場合は歯科医師に相談しましょう。
【Q&A】ほかにも知りたい!すきっ歯治療の疑問
すきっ歯の治療を始める前は、さまざまな疑問や不安があるかもしれません。
ここでは、多くの方が気になっているすきっ歯の治療への疑問に回答していきます。
すきっ歯を埋める治療に痛みはありますか?
痛みの感じ方には個人差がありますが、おおよその痛みの目安を紹介します。
ダイレクトボンディング
ほとんど歯を削ることなくプラスチック樹脂を塗布するため、痛みを伴う可能性は少ないでしょう。
ラミネートベニア
歯の表面にあるエナメル質を薄く削るため、麻酔を使わなくても施術可能ですが、しみるような痛みを覚えることがあります。
セラミッククラウン
歯を大きく削るため、治療中に神経に触れて痛みを感じる可能性があります。麻酔を使ったり痛み止めを処方したりして痛みを緩和します。
マウスピース矯正
ワイヤー矯正より痛みを抑えやすい治療法ですが、歯が動くときに周りの組織に炎症が起こるため、多少の痛みを生じます。
すきっ歯治療に費用はどれくらいかかる?
すきっ歯を埋める治療は審美目的となり、健康保険が適用されないことが一般的です。
そのため、クリニックによって費用設定が異なり、厳密にいくら、ということは難しいのですが、編集部で調査した限りでは次の価格帯のところが多かったです。
- ダイレクトボンディング|歯1本につき2~5万円程度
- ラミネートベニア|歯1本につき2~6万円程度
- セラミッククラウン|歯1本につき12万円〜
- マウスピース矯正|15~66万円程度
周囲に気づかれずにすきっ歯を埋める治療はできる?
周りに気づかれずに治療したい方は、ダイレクトボンディングとマウスピース矯正がおすすめです。
ダイレクトボンディングは多くの場合、1回の治療で隙間を埋めることが可能です。
マウスピース矯正は数ヶ月以上かかるのが一般的ですが、矯正装置が透明なので、治療中もほとんど目立ちません。
ラミネートベニアとセラミッククラウンは、歯を削って型を取り、出来上がってから歯に接着します。製作中や仮歯の期間は見た目が気になるかもしれません。
すきっ歯治療の通院頻度はどのくらいですか?
症状やクリニックにより通院頻度は前後しますが、一般的な通院頻度は次の通りです。
ダイレクトボンディング
ほとんどの場合、治療は1回で終了します。
ラミネートベニア
歯を削り、型を取ってから板を貼り付けるため、最低2回通院します。
セラミッククラウン
歯を削り、型を取ってからクラウンを被せるため、最低2回通院します。
マウスピース矯正
ブランドによってマウスピースの受け取りや交換のタイミングが異なるため、通院頻度はさまざまです。
★ キレイライン矯正の場合、治療1回ごとに払う「都度払い」か、回数をまとめて契約する「コース払い」かで異なりますが、都度払いは約2週間に1度、コース払いは約2.5ヶ月に1度の通院が目安です。
自分に合った治療方法を見つけてすきっ歯を治そう
すきっ歯を埋めるにはさまざまな方法があります。
この記事では代表的な4つの治療法を紹介しましたが、気になる方法は見つかりましたか?
「ダイレクトボンディング」は、歯の隙間にプラスチック樹脂を塗布して隙間を埋める方法です。費用も比較的安価です。
「ラミネートベニア」は、歯の表面を薄く削ったところにラミネートの板を貼ります。美しい仕上がりが長持ちします。
「セラミッククラウン」は、やや高額ですが、むし歯などで歯を大きく削った跡でも、クラウンを被せて理想の歯の形に成形できます。
「マウスピース矯正」は、ご自身の歯を理想の位置に導く歯列矯正です。透明のマウスピースを装着するため、治療中の人目が気になりにくいことから人気の治療法です。
興味がある方は、お気軽に歯科医院にご相談くださいね。
※本記事は2024年12月時点での公式情報を元に編集したものです。最新の情報とは異なる可能性がありますので、ご注意ください。
※保険適用外の自由診療となります。
※掲載している料金はすべて税込み価格です。