キレイライン矯正 公式ブログ担当の小田です。
「うちの子、ついに永久歯が生えてきて成長を感じて嬉しいわ。でもなんだか歯並びが悪い気がする…歯科矯正って一体何歳から始めるの?期間は?費用は?わからないことだらけ!」
おまかせください。この記事では、そんな悩める親御さんの不安を解消!
子供の歯列矯正(小児矯正)の疑問や、悩みに対する情報をまとめてご紹介します。
「子供のキレイな歯並びを守りたい」、そんなあなたの気持ちをサポートさせてください。
永久歯が生えそろう前に始められる「子どもの矯正歯科治療」とは
歯科矯正というと「永久歯が生えそろわないと、できないのでは」と思う方もいるかもしれません。
実は、子供の矯正歯科治療の開始時期は大きく分けて2つあります。
- 永久歯が生えそろう前に始める1期治療
- 永久歯が生えそろってから始める2期治療
1期治療では、すでに生えた永久歯はもちろん、成長途中のあごや、これから生えてくる永久歯のための治療を行います。
1期治療の時期のお子さまは骨も柔軟なので、簡単な装置で骨格の適切な成長にアプローチできることが大きなメリット。「成長を利用して骨の形成に働きかける」ことは、この時期にしかできません。
お子さまが将来理想の歯並びを獲得するために、ぜひ取り入れてほしいプロセスです。
2期治療では、大人と同様、ワイヤー矯正装置やマウスピース矯正装置で永久歯に力をかけて動かし、歯並びを整えていきます。
これを踏まえ、次の項目から
- 子供の歯科矯正を始める時期
- 子供の歯科矯正のメリットやデメリット
- 治療時期別の詳しい治療内容
などについて詳しく見ていきましょう。
子どもの矯正には2つの治療開始時期がある
子供の歯科矯正治療には2つの治療開始時期があります。
永久歯が生えそろったかどうかを目安とし、子供の成長に応じて治療内容も変わるので2つのステージに分かれています。
永久歯が生え始めたらスタートする1期治療
お子さまの乳歯がはじめて抜けたときは驚くと同時に、成長を感じて嬉しいものですね。
そんな時期から、子供の歯科矯正の「1期治療」を考えはじめるのがおすすめ。
1期治療は、永久歯が生え始める6歳ごろから、生えそろう12歳ごろまでに行われる子供の歯科矯正治療を指します。
この時期の治療の目的は、主に「子供のあごの成長をうまく利用し、永久歯がキレイに生えそろうよう導いていくこと」です。
1期治療を適切に行うと、1期治療のみでキレイな歯並びになる、期間や費用、痛みなどの面で2期治療が楽になる、抜歯なしの2期治療で歯列が整うことなどが期待できます。
【1期治療の内容】
あごの成長や舌の動きをコントロールする装置を使い
- 歯並びに影響する悪い癖を改善する
- あごの大きさや、ゆがみを整える
- 永久歯がキレイに並ぶスペースを確保する
1期治療の対象となる患者様は主に
- 5歳児健診や6歳児検診、学校検診等で歯科医師に歯並びを指摘された
- 歯が変な位置に生えてきてしまった
- 歯並びに影響する、良くない癖(悪習癖(※))がある
※悪習癖とは、頬杖・口呼吸・指しゃぶり・爪をかむことなど、歯並びに悪い影響を与える可能性がある習慣のことを指します。
などが挙げられますが、これらに該当しなくても親御さんから見て気になる点があれば、一度歯科医師に診てもらうことがおすすめです。
永久歯が生えそろったら、大人と同じ2期治療
早い方で小学生の高学年、平均的には中学生~高校生になるころには永久歯が生えそろいます。
この時期から、「2期治療」について考えていきましょう。
クリニック、歯科医師によっても考え方は異なりますが、基本的に乳歯が残っているうちは1期治療の範囲と考えます。
2期治療の目的は、大人の歯科矯正と同じく「歯並びを整え、咬み合わせを改善すること」。矯正方法や矯正に使う装置も大人と同様です。
歯並びを改善することで、笑顔に自信が持てる、虫歯リスクが減らせる、しっかり食べ物を噛めるようになるなどのメリットが期待できます。
【2期治療の内容】
ワイヤーやマウスピースなどの矯正装置を使い
- 永久歯を適切な位置に移動させ、歯並びを整える
- ゆがみや咬み合わせを整える
2期治療の対象となる患者様は、「歯並びが気になるお子さま」すべてといえます。
1期治療の年齢を過ぎてしまい受けられなかったお子さまは、医師の診断のもと2期治療から始めることもできます。
お子さまの歯並びやあごの状態、ご家族やご本人のご希望(目指すゴール)により、
- 1期治療のみで満足する方
- 1期治療の後に2期治療へと移行する方
- あごの成長などが順調だと歯科医師に診断され1期治療は受けなかったが、歯並びの乱れが気になり2期治療のみ受ける方
など、ケースもさまざまです。
まずは歯科医師に、いまの歯列の状態をチェックしてもらうことが重要といえます。
子どもの時期から矯正歯科治療(1期治療)をする必要性
「乳歯が残ってるうちの矯正歯科治療って必要?永久歯がそろってからでいいのでは?」
と、お考えの方もいるかもしれません。
確かに、乳歯があるうちの矯正歯科治療=1期治療をすることは、メリットだけではなくデメリットも考えられます。ここではその点について整理してみましょう。
早期に矯正歯科治療を始めるメリット
✓ 成長を利用した治療で、お子さまへの負担が少ない
成長を利用して無理なく治療していくため、大人の矯正に比べて痛みが少なく、矯正装置を着ける時間も短めで日常に影響しにくいことがメリットです。
「子供が多感な時期に、目立つ矯正装置をつけて学校に行くのはストレスになりそう。でも歯並びはキレイに整えてあげたい」と、お考えの親御さんは多いのでは?
ご自宅にいる時間や、就寝時間のみで矯正可能な場合もあることは、1期治療の大きなメリットです。
✓ キレイな歯並びに悪い影響を与える成長を防ぐ
1期治療で両あごの正しい成長を促すことで、片あごだけが成長してしまって起こる受け口や出っ歯(上顎前突)を防ぐことが期待できます。
また、歯並びに影響する悪習癖(※)をコントロールすることで、歯並びの乱れを未然に防ぐ働きもあります。
※悪習癖とは、頬杖・口呼吸・指しゃぶり・爪をかむことなど、歯並びに悪い影響を与える可能性がある習慣のことを指します。
✓ 2期治療で抜歯をせず治療できる可能性が高くなる
2期治療では、歯を並べるスペースを作るために抜歯をすることも。1期治療であごを適切な大きさに整えておくことで、2期治療も抜歯をせずに行える場合があります。
✓ 2期治療が不要になったり、治療期間の短縮が期待できたりする
1期治療であごのサイズやゆがみが整うことで、1期治療のみで理想の歯並びになる方もいます。
また、お子さまの成長を利用した治療なので、大人の矯正に比べ治療期間が短いこともメリットといえるでしょう。下記のような理由により、2期治療の期間を短縮することが期待できます。
- 成長前にあごや歯並びのトラブルを早めに軌道修正できる
- 悪習癖(※)の改善が期待でき、歯並びが悪くなったり矯正後に後戻りしたりする原因の1つを取り除ける
- 2期治療で抜歯が不要になることがある
※悪習癖とは、頬杖・口呼吸・指しゃぶり・爪をかむことなど、歯並びに悪い影響を与える可能性がある習慣のことを指します。
早期に矯正歯科治療を始めるデメリット
✓ 治療期間や観察期間が長くなることがある
永久歯が生えそろい長さも整って、あごの成長が終わるのは15~18歳ごろ。
その時期まで継続的な治療や経過観察を希望した場合、それぞれの期間が長くなることがあります。
✓ お子さまのストレスになり、治療効果が得られないことがある
1期治療では負担の小さい矯正装置や補助装置が多いものの、何もつけない状態に比べるとお子さまのストレスになることも。
ストレスや不快感などが原因で正しく矯正装置が着けられなかったり、決められた装着時間着けることができなかったりした場合、期待する治療効果が得られなくなります。
✓ 治療法により虫歯リスクが上がる
矯正歯科治療中は、矯正装置などによりいつも通りのブラッシングがしにくくなることもあり、虫歯リスクが高まってしまう原因に。
いつも以上に、歯やお口の中の衛生面に気を配ることが大切です。
お子さま本人はもちろん、親御さんも一緒にお口のケアや仕上げ磨きをしてあげることで「キレイな歯並び」を目指していくのが、子供の矯正歯科治療の大事なポイントといえるでしょう。
このように、1期治療を行うことで2期治療を行う必要がなくなったり、2期治療での負担が軽減できたりするメリットは多いものの、デメリットもあるのが事実。
そのデメリットを少しでも軽減できるよう、お子さまの気持ちに寄り添い、お子さまにもわかっていただけるよう丁寧なカウンセリングを行うクリニックで治療を行うことが大切です。
小児矯正から治療を始めたほうが効果が得られやすいケース
上の歯と下の歯が正しく咬み合わないこと、歯並びが悪い状態を不正咬合(ふせいこうごう)といいます。
不正咬合にはいくつもの種類がありますが、早期(1期治療)から治療を始めたほうが成長を利用できるため、結果が出やすいとされるケースがあります。表で確認してみましょう。
不正咬合の種類 | 早期治療をすすめる理由 |
---|---|
反対咬合(はんたいこうごう) | 受け口とも呼ばれる不正咬合。 前歯の咬み合わせが悪いため食事や会話がしにくかったり、発音に影響が出たりする。 治療せずにいると上あごの成長が抑制される、歯がダメージを受けるなどにより、受け口の度合いがさらに大きくなることがある。 |
開咬(かいこう) | 奥歯を噛んでも前歯が咬み合わずすき間がある状態。 咬み合わせの悪さはもちろん、発音した時に空気が漏れるため発音に影響することがある。 原因に口呼吸や舌の悪い癖があるとされており、1期治療で早いうちから改善することがのぞましい。 |
上顎前突(じょうがくぜんとつ) | 一般的に出っ歯と呼ばれ、上の歯列が下の歯列より前に出すぎている状態。 骨格以外に、指しゃぶりなどの悪癖が原因なことも。早期治療により改善が期待できる。 |
過蓋咬合(かがいこうごう) | 咬み合わせが正常よりも深すぎる状態。 上の歯列が下の歯列を覆い、下あごの成長を邪魔することに。 下の歯列がすり減って冷たいものがしみたり、下あごに負担がかかりあごに痛みを感じたりすることがある。 治療せずにいると歯列の悪化やあごの痛みが起こる可能性があるため、早期の治療が望ましい。 |
交叉咬合(こうさこうごう) | クロスバイト、すれ違い咬合とも呼ばれる不正咬合。 歯列のうちどこかの咬み合わせが正常な場合と逆になっており、きちんと噛むことができない。 |
このように、お子さまの不正咬合は早期治療をすることが結果につなげやすく効果的といえます。放置してしまうとさらなる悪化になりかねません。
子どもの歯並び治療にかかる費用や治療期間・装置の種類
お子さまのための治療とはいえ、費用や治療期間は無視できないポイント。
ここでは、1期治療と2期治療、それぞれの治療費用と治療期間を確認してみましょう。
まずは表でチェック!詳しくは次の項目へ進んでくださいね。
治療時期 | 治療費用(目安) | 治療期間(目安) |
---|---|---|
1期治療 | 約11~55万円 | 1~4年 |
2期治療 | 約22~110万円 | 1~3年 |
※費用や治療期間は、症状により個人差があります。
※2期治療の費用の目安は、1期治療を受けていることが前提です。
1期治療の治療費用・治療期間・装置の種類
1期治療の治療費用の目安は、お子さまの発育の状態や咬み合わせの症状にもよりますが、おおむね11~55万円程度。
治療の難易度が高い、使用する装置の数や交換回数が多い、また治療期間が長いほど費用も上がります。
期間の目安は主に1~3年で、症状により最長4年程度かかります。経過観察や継続的な治療を希望した場合、4年より長くなることもあります。
1期治療で使う装置にはどんなものがある?
子どもに1期治療を受けさせてみたい!と思っても、実際にどんな装置を使うのかわからないのは不安ですよね。1期治療で使う装置について、はたらきや装着時間を表で見ていきましょう。
着け外し可能で、お口の中に取り付ける装置
お口の中に取り付け、お子さまが自分で着け外しできる矯正装置です。
基本的に装着時間は寝ている間の8時間程度と、おうちで生活している間の数時間です。
学校にいるあいだや外出時には外していられるため、お子さまが人目を気にしてストレスを感じる心配はほとんどないでしょう。
ただし、しっかり装着時間を守らないと期待する効果が出ません。
お子さま本人のやる気が大切ですが、ぜひ親御さんも一緒に、正しい装着ができているか、装着時間が守れているか確認してあげてください。
装置の名前 | 働き、アプローチ | 装着する時間(目安) |
---|---|---|
床矯正(しょうきょうせい)、拡大床(かくだいしょう)など | あごの骨の成長をサポート | 1日14時間以上 |
キレイラインKIDS・T4K・ムーシールドなど | お口周りの筋機能をトレーニングする | 1日10時間以上 |
インビザラインファースト | あごの大きさを広げ歯並びを整える | 1日20時間以上 |
バイオネーター | 下あごの成長をサポートする | 1日10時間以上 |
リップバンパー | 下唇や頬による過剰な圧力を排除する | 1日10時間以上 |
※装着時間は目安です。医師に指示された装着時間を守りましょう。
Q. キレイラインKIDSとは?
A. キレイラインKIDSは、歯並びや顎の成長・発育に大きく影響をあたえる悪習癖を改善し、永久歯が正しく生え揃うことを目指す治療プログラム。
日中3時間と就寝時8時間にマウスピースを装着してトレーニングするだけなので、学校など外出時に目立つ矯正器具などを着ける必要がありません。
痛みを感じにくく、自然な歯並びの改善を目指すため後戻りが少ない特徴もあります。
価格も15万円(税込165,000円)と一般的な1期治療料金と比べとてもリーズナブル。
詳しくはこちらをご覧ください。
着け外し可能で、お口の外に取り付ける装置
着け外し可能ですが、お口の外に取り付ける装置です。お口の中に取り付ける装置と同様、「寝ている間とおうちにいる間はつけたまま」が望ましいでしょう。
装置の名前 | 詳細 | 装着する時間(目安) |
---|---|---|
フェイシャルマスク | 主に受け口の治療に使われ、上顎前方牽引装置とも呼ばれる | 1日10時間以上 |
ヘッドギア | 基本的には上あごの成長を抑え出っ歯を治療するための装置だが、奥歯や歯列を後退させる場合にも使われる | 1日10時間以上 |
※装着時間は目安です。医師に指示された装着時間を守りましょう。
治療期間中は装着したまま、着け外しできない装置
装置の名前 | 詳細 |
---|---|
リンガルアーチ | ・歯の裏側に装着し、目立たない装置で受け口を治療したり、歯列のアーチを広げたりする ・乳歯が抜けたスペースに奥の歯が移動しないよう固定し、永久歯が生えるスペースを確保する働きもある |
急速拡大装置 | ・上あごの歯列のアーチを広げる |
クワドヘリックス | ・歯列のアーチを拡大しながら奥歯の傾きやねじれの修正も可能な装置 |
タングガード | ・開咬の治療に多く使われる装置 |
2×4(ツーバイフォー) | ・ワイヤーとマルチブラケットを使う、大人のワイヤー部分矯正と同じタイプの装置 |
ご紹介した中でも、以下は基本的にどれも「上あごの歯列のアーチを広げる」ための装置ですが、こんな違いがあります。
床型拡大装置 | 着け外しでき、3~6ヶ月で3.0~6.0mmほどアーチを広げる。 |
急速拡大装置 | 着け外し不可で、わずか3~4週間で6.0~8.0mmほど広げる。 ※装置で広げた骨が安定するまでに、おおむね3~6ヶ月ほどの保定治療期間が必要。 |
クワドヘリックス | 着け外し不可で、3~6ヶ月で3.0~6.0mmほど広げる。 アーチを広げるだけでなく、奥歯のねじれや傾きの修正もかねて使用されることがある。 |
※自社調べ
どの装置を使うかは、治療計画やお子さまへの向き・不向きなどで歯科医師と相談するのがおすすめです。
1期治療って痛くないの?我慢できるか心配
お子さまが痛みを感じて辛い思いをするのは、親御さんにとっても心配なことですよね。
1期治療で使われる装置の多くは、慣れるとほぼ痛みを感じないか、小さなお子さまでも我慢できる程度の痛みだとされています。痛みを理由に矯正を辞めてしまうお子さまはほとんどいないそうですよ。
しかし一方で、ヘッドギアや2×4(ツーバイフォー)のように、歯やあごに力をかける過程でどうしても痛みを伴う装置や治療もあります。
痛みが少ないとされる装置でも、特に装置を着けた当日から2日目くらいの慣れるまでの間は痛みを感じやすいといわれます。
この期間どうしても痛みが強ければ、歯科医師に相談し痛み止めを処方してもらったり、市販の痛み止めを飲んで対処したりすることもできます。
心配であれば、あらかじめ医師に相談しておくと安心ですね。
2期治療の治療費用・治療期間や装置
2期治療の治療費用の目安は、歯並びの症状によっても変わりますがおおむね22~110万円程度。
大人の歯科矯正と同様、症状が重いほど治療費用も高くなる傾向です。
ただし、この費用は「1期治療ののちに2期治療を受けた」場合なので、2期治療のみ受けた場合は、大人の歯科矯正と同額の「約38~165万円)」が治療費の目安となります。
また、料金プランは
- 1期治療から2期治療へ移行した場合の料金プランや、2期治療割引制度があるクリニック
- 1期治療から2期治療へ移行した場合の割引制度がないクリニック(2期治療は大人の歯科矯正と同額のクリニック)
- 大人の歯科矯正と装置や治療内容は同じでも、大人の歯科矯正料金とは異なる「2期治療料金」があるクリニック
と、クリニックによりさまざま。さらに2期治療で使用する装置により金額も大きく異なります。
1期・2期両方の治療をした場合でも、2期治療だけで100万円以上かかるクリニックも多くありますので、事前に料金プランや取り扱う装置など、複数の歯科医院を調べることをおすすめします。
治療期間の目安は主に1~3年程度(※)。さらに、歯の後戻りを防ぐための保定装置を装着する期間が、治療期間と同程度かかります。保定治療期間は長ければ長いほど、矯正後の歯並びの状態をキープすることができます。
※症状により異なります
2期治療で使う装置は?
2期治療では、一般的な大人の矯正歯科治療と同様に
- ブラケットを用いるワイヤー矯正
- マウスピース矯正(インビザライン・キレイライン矯正など)
を選択することがほとんどです。
それぞれ、どんな特徴なのか簡単にチェックしましょう。
ワイヤー矯正
歯に装着したブラケットにワイヤーを通し、ワイヤーにかける力で歯を動かしていく矯正歯科治療。目立ちやすく着け外しはできませんが、症状の適応範囲が広いことが特徴です。
ワイヤー矯正の中にはワイヤーが目立たないタイプや、裏側(舌側)に装着するタイプの装置もあり、装置により費用も66~165万円程度(※)と大きく幅があります。
※自社調べ
マウスピース矯正
透明マウスピースを複数枚交換していく過程で、動かしたい歯のみに適切な力をかけていく矯正歯科治療。目立ちにくく着け外しができ(*1)、いつも通りにブラッシングや食事ができて快適です。反面、適応範囲がワイヤー矯正に比べて狭いというデメリットもあります。
マウスピース矯正もブランドにより、治療範囲(全顎・部分)や適応症状が異なり、費用も11万円~110万円程度(*2)と大きく異なります。
*1:ブランドごとに決められた時間の装着が必要です
*2:自社調べ
歯科医院で詳しく検査のうえ、矯正治療を始める適切な時期を相談しましょう
この記事をご覧いただいている親御さんは、きっと
「お子さまのキレイな歯並びを守りたい」
「自分は歯並びで苦労したから、子供に同じ思いはさせたくない」
「将来の歯並びのために、今からできることはやっておきたい」」
とお考えの方が多いでしょう。
今回の記事でご紹介した通り、お子さまが小さいうちから早期治療を行うのは多くのメリットがあります。特に乳歯と永久歯が混在している最中、あごが成長中のうちは、歯もあごも動かしやすく治療の効果が得られやすいためです。
しかし適切な治療開始時期や装置は、お子さまのあごや歯並びの状態によって違います。
装置を使うのか?使わないのか?いつから始めるべきか?を歯科医師に診断してもらうことも、今の時期のお子さまには非常に重要なのです。
成長期のあごの発達や癖による歯並びの変化は大きく、またこの時期だからこそ痛みが少なく、短期間で治療が終わることもあります。
そんな大切な時期を逃してしまうのは、とてももったいないことです。ぜひ歯科医院に足を運び、お子さまに合った治療開始時期や治療方法をみつけてくださいね。
※本記事は2024年4月時点での公式情報を元に編集したものです。最新の情報とは異なる可能性がありますので、ご注意ください。
※保険適用外の自由診療となります。
※掲載している料金はすべて税込み価格です。