キレイライン公式ブログ担当の小田です。
キレイラインKIDSやってみたいけど、失敗したらイヤだな……と思っているパパママのみなさん!
成功するかどうかは、「やり方」が大きな決め手なんですよ。
失敗しないためのポイントをたっぷりと紹介していきます!
キレイラインKIDS(キレイラインキッズ)の正しい使い方
キレイラインKIDSはマウスピースを使う治療プログラムです。
このマウスピースが正しく使われていないと、失敗につながることが考えられるので、正しい使い方をしっかりと確認し、お子さまが正しくできているか親御さんがチェックしてあげましょう。
装着時間を守る
マウスピースは、日中3時間と就寝時8時間の装着を推奨しています。
この「3時間」は、連続してマウスピースを装着する必要はありません。
1時間以上連続していれば、「1時間×3回」「1.5時間×2回」のように、お子さまの生活時間に合わせたペースで使うことが可能です。
定期的に通院しよう
キレイラインKIDSは、マウスピースをお渡しして終わりではありません。
マウスピースお渡し後は4~6週間後にクリニックにお越しいただき、口腔内チェックと指導をおこないます。
問題がなければ、次からは3~4ヶ月に1回のペースで通院していただきます。
キレイラインKIDSは時間をかけてじっくりとお付き合いいただく治療プログラムです。
最低でも1年はマウスピースを装着していただくので、あせらずにトレーニングを続けてください。
※来院1回につき3,300円程度の再診料が別途発生します。
※再診料は提携クリニック様により異なります。詳細は通われるクリニック様にお問い合わせください。
Q. キレイラインKIDSの効果・ゴールとはどんなこと?
A. キレイラインKIDSは歯並びそのものの矯正を目的とした治療プログラムではありません。
マウスピースを使ってお口まわりの悪習癖を改善し、顎の発達を促したり、お口まわりの筋肉の正しい使い方を習慣づけたりするための治療プログラムです。
歯がきれいに生えそろう環境作りができれば、将来生えてくる永久歯の歯列が整うことが期待できます。
そのためにはマウスピースを正しく使うことがとても大切なのです。
キレイラインKIDS(キレイランキッズ)で失敗してしまうケースってあるの?
せっかくキレイラインKIDSを始めても、失敗してしまうケースがないわけではありません。
そのようなケースの多くは、マウスピースを正しく使えていないことが原因です。
なぜ失敗してしまうのかをくわしく見ていきましょう。
装着時間が短すぎる
装着時間が短いと、じゅうぶんな効果を得られない可能性があります。
キレイラインKIDSのマウスピースは、お口まわりの筋肉の動かし方を正しい方向に導き、正しい成長を促し、歯が正しい位置に生える環境づくりをするためのものです。
日中3時間と就寝時8時間の装着をお願いしていますが、いきなり口の中にマウスピースを入れて過ごすのは最初は違和感があるかもしれません。徐々に慣らしていきましょう。
正しく装着できていない
マウスピースは、お子さまひとりひとりに合わせてカスタムメイドで作られています。
なぜなら、マウスピースの各パーツそれぞれがトレーニング機能を果たせるように、細密に設計されているからです。
- 唇や頬の異常な圧力をとりのぞく
- 前歯を正しい位置に誘導する
- 咬み合わせの高さを整える
- 舌を正しい位置に誘導する
- 臼歯の歯列を広げる
これらの効果を得るには、マウスピースをお口の中の正しい位置に装着する必要があります。
正しく装着できているかどうか、ぜひ親御さんが一緒に確認してあげてください。
◆ 正しいマウスピース装着の手順 ◆
- 口腔内に入れる
- 舌を上顎に付ける
- マウスピースを強く噛まない程度に唇を閉じる
- ゆっくりと鼻で呼吸する
唇が閉じられていない
キレイラインKIDSでは、唇を閉じることもトレーニングのひとつです。
時々は親御さんがチェックして、唇を閉じるように促してあげましょう。
マウスピースを装着すると、最初は唇を閉じていることに違和感を感じてしまうお子さまもいます。
唾液を垂らしてしまうという話をよく聞きますが、飲み込む練習を続けていくうちに、しだいにお口まわりの筋肉の機能が鍛えられて唇を自然に閉じられるようになります。
舌の位置が間違っている
舌は上顎にくっついている状態が正しい位置です。上顎に触れないぐらい下にあったり、下の前歯に触れたりする状態では、舌の筋肉を鍛えることができません。
このような「低位舌(ていいぜつ)」が続くと、滑舌が悪くなったり、二重顎のようになってしまったり、気道を圧迫して息をしにくくなったり、といった症状が出てきます。
さらには、上顎に適切な力が加えられないことで、上の歯並びがガタガタになってしまうことも。
舌の位置が間違ったままだと、歯並びを悪くさせてしまう原因が改善できないので、思ったような効果を期待できないのです。
口呼吸になっている
口呼吸をしていると、口を開いたままになってしまいます。
すると下顎と舌の位置が下がって、お口まわりの筋肉がゆるむので、舌の力が強くなります。
舌の強い力で前歯を押す形になるので、出っ歯になったり、前歯が咬み合わなくなったり、歯が生える方向がバラバラになったりする原因となります。
このような症状を引き起こす口呼吸はぜひとも改善したいものです。
トレーニングを始めたら、唇を閉じて鼻呼吸をする練習もしてみましょう。た
だし、強く噛みしめてしまうと歯に圧力がかかって歯並びを悪くさせてしまう可能性があります。
唇を軽く閉じる感じで口を閉じるのが理想です。
成功と失敗を分けるカギは「家族で一緒に」という励ましと協力
キレイラインKIDSのマウスピースは毎日装着するものです。しかし小さなお子さまの「やる気」を毎日出し続けるのは簡単ではないかもしれません。
かといって、叱ったり無理にやらせたりするのは逆効果。
そんなときに助けになるのが「ご家族の励ましと協力」です。
ご家族が「ママと一緒にやろうね!」と励ましたり、「いつも頑張っててえらいね」とほめたりして、一緒に寄り添ってあげると、お子さまもやる気が出てきます。
ここでは、お子さまの「やる気」を支えるための3つのポイントを紹介していきます。
親子でトレーニングをする
キレイラインKIDSのトレーニングは、マウスピースを装着するのに加えて、お口まわりの体操もあります。
お子さまひとりで体操を続けるのは大変かもしれませんが、親御さんが一緒にトレーニングに参加することでお子さまも楽しいと感じられるようになります。
ぜひ親子で楽しみながらトレーニングを続けてくださいね!
お口まわりの体操はこちらで紹介しています。
正しくできているかチェック!
マウスピースの装着方法やトレーニング方法は、正しくできていなければ効果を期待しにくくなってしまいます。
最初は指示されたとおりにできていても、やがて自己流になってしまうのは大人でもよくあること。お子さまが毎日正しいトレーニングができているか、親御さんがチェックしてあげましょう。
親子二人三脚で一緒に頑張れると、トレーニングが楽しい思い出になるかもしれませんよ。
ときどきはお休みもOK
キレイラインKIDSでは、マウスピースの装着時間を「日中3時間と就寝時8時間」とお願いしています。
しかしどうしてもお子さまの「やる気」が出ない日は、お休みしてもかまいません。
小児矯正は時間をかけて少しずつ効果を実感できるようになるもの。
無理やりマウスピースを装着させるよりは、お子さまの意思を尊重して「やる気」があるときにトレーニングをしたほうが長続きしやすいのです。
キレイラインKIDSを始める前に「どうしてトレーニングが必要なのか」「トレーニングをするとどんないいことがあるのか」をしっかりと話して、本人が納得するまで説明してあげるとお子さまも前向きになりやすくなりますよ。
歯科衛生士さんに聞いた!キレイラインKIDS(キレイラインキッズ)と一緒に取り入れたいトレーニング方法
お口まわりの筋肉や舌の力のバランスを整えるには、かんたんにできるトレーニング体操が効果的です。
マウスピースの装着にプラスして、お口まわりのトレーニングも取り入れてみましょう。
親御さんが一緒にやってあげると、お子さまも遊び感覚で楽しくできますよ。
ここでは、歯科衛生士さんおすすめのトレーニング方法を3つ紹介します。
あいうべ体操
口を「あ」「い」「う」「べ」の形にして訓練する方法です。声を出さなくてもできるので、外出先でも気軽にできます。
①~④を1日30セット繰り返しましょう。
- 大きく「あー」と口を開きます。
- 「いー」と口を横に大きく広げます。
- 唇を前に突き出すように「うー」の形にします。
- 舌を顎をなめるような感じで「べー」と伸ばします。
舌回し体操
口を閉じて、歯と唇の間を舌でぐるりと一周させるエクササイズです。1日に左回り20回、右回り20回が目標ですが、慣れるまではこれより少ない回数でも大丈夫です。
毎日続けられるようにがんばりましょう。
- 上唇と上の前歯の間に舌先を入れます。
- 舌先を右上の奥歯の外側までまわします。
- 右下の奥歯の外側に舌を回します。
- 下の前歯と唇の間を通って、左下の奥歯に移動させます。
- 左上の奥歯の外側を通って、上の前歯と唇の間に戻ったら、これで1周です。
唇や顔面の筋肉を鍛えるリップエクササイズ
唇や顔の筋肉を強化するのに役立つエクササイズです。
ご家庭にある小さなボタンと糸があれば簡単にできるトレーニング方法ですが、お子さまだけでなく、大人の方のポカン口の改善にもおすすめできます。
◆ 用意するもの
- 薄いボタン
- 糸やデンタルフロスのような細いひも
◆ リップエクササイズの方法
- 直径2.5cm位の薄いボタンに、30〜40cm程度の長さのタコ糸やデンタルフロスのような細いひもを通して輪に結びます。
- ボタンを唇の裏(歯の前)に入れ、唇を閉じておさえます。ボタンが口から飛び出す寸前程度の力でひもを前方にひっぱります。そして力をゆるめます。これを1日に10回おこないます。連続するのが大変な場合は、2回に分けても大丈夫です。
【FAQ】キレイラインKIDS(キレイラインキッズ)の注意点
キレイラインKIDSを始める前に、ぜひ覚えておきたいことがあります。前もって知っておくと、トレーニングを進めやすくなりますよ。
マウスピースは特別な手入れは必要ですか?
A. 難しいお手入れは必要ありません。歯ブラシで軽くブラッシングをするか、マウスピース用の洗浄剤でつけ置き洗いでOKです。
ただ、洗浄剤はかならず専用の洗浄剤をお使いください。食器用洗剤などは変質のおそれがありますので、使わないようにご注意ください。
マウスピース用の洗浄剤はキレイライン提携クリニックでもご購入いただけますが、薬局等でも入手可能です。
兄弟で受けさせたいのですが、マウスピースを共用してもいいですか?
A. ご兄弟で受ける場合でも、マウスピースはそれぞれにひとつずつお持ちいただきます。
口腔内の形やサイズはひとりひとり違うものなので、キレイラインKIDSではお子さまの歯型を採取し、歯科医師の指示のもと国家資格を持つ歯科技工士がマウスピースを製作しています。
サイズが合わないと効果に影響が出るため、兄弟がいても、マウスピースのおさがりや共用はできません。
マウスピースを紛失したらいくらかかりますか?
A. 2個目に限り、無償で交換できます。紛失時のほかにも、破損してしまった場合も無償交換の対象になります。
また、成長によりマウスピースが合わなくなってしまった場合や2年目をご契約いただいた場合にも、無償で2個目をお作りしています。
【紛失しないために】初回特典のマウスピースケースを活用!
小さなマウスピースは保管場所に困るもの。口の中に入れるものだけに、洗面台に置いたまま、というのも不安ですよね。
キレイラインKIDSの初回特典には、マウスピースを保管するためのケースが含まれています。
コロンと丸い形が可愛らしいので、きっとお子さんも気に入ってくれるはず!
子供が口内炎ができて嫌がるんですが……
A. キレイラインKIDSのマウスピースは、ひとりひとりの歯型を採取し、口腔内にフィットするようにカスタムメイドで作られています。
しかし子供の口腔内は敏感なので、「口内炎ができて痛い」というお子さまもいらっしゃいます。
マウスピースによるものかどうかは判断が難しい場合もありますが、口内炎用の貼るお薬「アフタッチ」をお渡ししている提携クリニックもありますので、そちらで様子を見てください。詳しくは、通われるクリニックにご相談ください。
※マウスピースが歯茎などに当たって痛い場合、ご通院中の提携クリニックへお電話にてご相談のうえご来院ください。歯科医師がマウスピースを調整いたします。
キレイラインKIDS(キレイラインキッズ)を親子二人三脚で楽しみながら取り組もう
キレイラインKIDSはお子さまひとりにお任せするのではなく、親御さんと二人三脚で進めていくのがおすすめです。
毎日のトレーニングにはお子さまの「やる気」が不可欠。
ご両親がそばで寄り添いながら励ましたり褒めたりしてあげると、お子さまも楽しくトレーニングができますよ。
失敗を避けるには、次のポイントに注意してみましょう。
✓ 装着時間を守れているか
✓ 正しく装着できているか
✓ 唇を閉じていられるか
✓ 舌の位置は正しいか
✓ 口呼吸になっていないか
また、マウスピースと並行して、お口まわりの体操をすると、より効果を実感しやすくなりますよ。
お子さまに指しゃぶりや口呼吸などの悪習癖はありませんか?
「うちの子、歯並びが心配かも……」と思ったら、まだ骨がやわらかい子供のうちこそチャンスです!
永久歯を正しい位置に生えるように導くには、お子さまのお口の状態に合った改善方法が必要です。
口の中や歯の状態はひとりひとり違うものなので、まずは子供の歯の専門家である歯科医師に、お子さまの歯並びについて相談してみませんか?
※本記事は2024年4月時点での公式情報を元に編集したものです。最新の情報とは異なる可能性がありますので、ご注意ください。
※保険適用外の自由診療となります。
※掲載している料金はすべて税込み価格です。